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TRV900は6枚羽根絞りだった

今年のコンシューマービデオカメラは、各社なかなか気合いが入っていて好ましい(日立はBD cam出さないのかな・・)。特に、以前、kotochan(さん)にコメントに頂いてた HDR-XR500V/520Vクマデジタルさんも書いてるように、6枚羽根絞りに嬉しい驚き。もう、コンシューマー機は、そういうところにこだわってこないもんだと、勝手に決めつけていたので尚更。
で、コンシューマー6枚絞りと言えば、ハンディカムTRV900でしょーということで、往年の愛機、DCR-TRV900の写真集(笑)

Sony_trv900_01

SONY DCR-TRV900
初めて買ったビデオカメラ。発売は1998年9月。購入は99年3月頃だったかな。
コンシューマー市場におけるビデオカメラ購入動機の王道通り、その年の春に子供が生まれるから、という理由。
ちなみに、その年の4月に米国でアップルからFinal Cut Proがリリースされ、ワタシのFinal Cut Pro生活が始まることになる。

Sony_trv900_02

3CCDの家庭用ビデオといえば、パナソニックのお家芸の印象だけど、家庭用ビデオに初めて3CCDを持ち込んだのは、このTRV900。
そう、当時VX1000とかはあったけど、あれはハンディカムシリーズじゃない。TRV900はハンディカムシリーズなんだけど、近年のように小型だからXXは非搭載、XXは低レベルでOK、みたいな大人の割り切りじゃなく、VX1000の小型モデルとして、3CCDはむろん、DV端子や光学式手ブレ補正、Lサイズバッテリー(私見だが、TRV900がプロにも愛用されたのはこのバッテリー互換も大きいと思う)とちゃんとしてる。
DVカメラはその後、2台ほど買ってるが、結局、最後までメイン機だったのはコイツだ。

Sony_trv900_03

ワタシの現有ビデオカメラ達。
左から、DCR-TRV900、HVR-A1JHDR-CX12
そう、TRV900も現役。さすがにSD撮影はもうしないけど、過去のDVテープのL95へのアーカイブ業務など、予備役として運用中。

Sony_trv900_04

でも、SD撮影に限定するなら、TRV900はA1Jより美しい描写をするのだ(ホントの話)。
A1Jが小型化とコストから(もちろんプラスの意味もあったろうが)で1CMOS、TRV900が3CCDという違いはあるが、カメラ部としてのTRV900はいまでも評価に値すると思う。

Sony_trv900_05

そして、TRV900は6枚羽根絞りなのだ。後継機のTRV950は4枚羽根(たしか)になってしまったので明らかにスペックダウンを感じたもの。
XR500V/520Vの6枚羽根に期待。ただ、XR500V/520Vの光学系はフィルター径を見る限り小さそう(XR500V/520VはCX12と同じ37mm、TRV900は52mm)。この辺り、ボケ味にどのくらい効いてくるかなあ。

Sony_trv900_06

ピントリングはこのくらいあると使いやすい(いや、業務用と較べちゃダメですよ)。XR500V/520V(CX12と同様)のつまみ方式は次善の策としてはいいけど、使いやすいとは思わない。
んでも、タッチパネルでピント、とかいう無茶苦茶な操作系よりは何倍もマシだし、最近のいろいろな機能が割り当てできるマルチファンクションになってるのは◎。

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S端子がついてるのは時代だけどいいよね。さらにヘッドホン端子とAVアウトも独立して同時出力可能。iLink端子も搭載。プラグインパワーのマイク端子もカバー付き。

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エディトサーチはTCを切らないためには重要。NDフィルターもあり。

ただ、この辺りの重要性を学生に教えても、なかなか徹底されないのは自分の教え方の悪さかなあ・・

Sony_trv900_09

明るさやホワイトバランスの調整は、VX1000以降続く、ボタン&ダイアル方式。右手親指で操作できるので、左手はホールディングに専念できる分、A1JやCX12より手持ちの安定感があるように思う。
その奥にはPCカードスロット。ただし、告白すればほとんど使ったことはない。

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これ、なんに使うんだっけ?

Sony_trv900_11

再生モードに入ると浮かび上がるボタン。プロフィールプロと同様のギミックでそそる(笑)
LASER LINKは、内蔵トランスミッターで、赤外線で映像音声をTVにつないだ受信ユニットに飛ばすもの。アイディアは面白いけど。クオリティに問題有りで使わなかった。

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使用時重量は1キロを超える。でも、安定感はあったなあ。
(ハンディカムとしては)
まあ、子供記録用にはCX12くらいがちょうどいいんだけどね
XR500V/520V、HDDなんだよなあ・・・・なんでCXには、このクラスのカメラを投入しないんだろ

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コメント (8)
  1. kotochan より:

    私の名義、ありがとうございます(笑)
    よく考えれば、ソニーの小型機で6枚羽根はTRV900以来の約10年ぶりですよね?w
    久々に実機テストが気になる存在です!>XR500V/520V
    というのもマイTRV900のレンズかアイリス辺りに黒い影ができちゃいまして、3回目の修理出すかリプレースするか迷っておりまして…
    WEBで公開する用途だしTRV900で画質は十分なので直してでも使い込みたいのは山々なのですがw
    もしテストレポートされるようでしたら期待しております!
    それにしても、SAIKAさんとカメラ変遷歴多少被りますね…私もTRV900&HC1所有ですw(A1Jじゃないですけど)

  2. ghana より:

    TRV900、この仕様なら現役納得です。
    映像がキレイなのもわかります。
    ぼくはPC1000ですが、ヘッド交換もしました。
    カメラにはその色ってありますね。
    ピンとリングなどもそうですが
    もっと業務機のミニチュア版のような
    コンシュマー機が出てくると楽しいんですけどね。
    光学20倍もほしいところです。

  3. nano より:

    >プロフィールプロと同様のギミックでそそる(笑)
    (笑)自分はプロフィールプロ(KX-29HV3)がいまだに手放せません(爆)

  4. Kumadigital より:

    >ただ、この辺りの重要性を学生に教えても、なかなか徹底されない
    僭越ですが、自分で困った目に遭っていないからじゃないでしょうか。
    >これ、なんに使うんだっけ?
    内蔵液晶を反転収納してみんなで再生映像を視聴する際のスタンドのはずです。

  5. Kumadigital より:

    補足。
    >自分で困った目に
    もちろん学生さんが、ですよ。

  6. SAIKA より:

    >自分で困った目に遭っていないから
    困った目にあわせてる(笑)つもりなんですが、
    TCブレイクと、キャプチャ時の問題、そしてスクリプトの不整合が
    ひとつの問題からの連鎖だというとこに、想像力が行き着かないようで。。。
    なんか考えないとなあ

  7. TS820DX より:

    こんにちは、初めまして。
    TRV900を検索していましてこちらにたどり着きました。
    古い記事に細かい点で恐縮ですが…
    「家庭用ビデオに初めて3CCDを持ち込んだのは、TRV900」ではなく
    1992年のHi8ビデオカメラのCCD-VX1でした。
    TRV900は以前使っておりましたが、既に手放してしまい。
    今は何故かアナクロなCCD-VX1を探しています。
    以上、失礼しました。

  8. SAIKA KAZUHIKO より:

    うおお、なんと・・・・
    ありがとうございます・
    どこかでネタ、いや、修正しないと(笑)
    勉強になりました。感謝です・・

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