iPhone 15シリーズの予約が始まった昨日、Blackmagic designがiPhone用のムービーカメラアプリ、Blackmagic Cameraをリリース。iPhoneでデジタルフィルム撮影!を謳う本格的なもの(に思えます)が、ブラックマジックらしく無償でダウンロード出来ます。なお、現時点ではiPhone専用でAndroid版は存在しません。入れて見ました。
ブラックマジックのシネマカメラに似たユーザーインターフェイス。
フレームレート、シャッターアングル、ホワイトバランス、ISOを弄り、
フォーカスをマニュアル(スライダー)で操作する感覚も心地良い。
コーデックはH.264、H.265(HEVC)、ProRes 各種(ProRes 4444まであるのは何の冗談かと思う)を使え、解像度は4K(3840x2160)まで、いま、ファイルを見たらFHDのプロキシ(H.265)も同時生成されていました。
色空間はRec.709,Rec.2020,P3 D65が選択できます。
iPhoneを縦に構えても横位置撮影ですが、Vertical Videoをオンに設定すると、縦動画も撮れます。
カメラとオーディオまわりのセッティング画面。ダウンロード前は勉強用にいいかなと思っていたけれど、これ、ちゃんと使うと世界最小のシネカメラになるのではと思っちゃいました。iPhoneの機種制限は無し(テストはiPhone 14 Proでやっています)ですが、ProRes系はストレージを湯水の如く消費するので、iPhone 15 Proの外部ストレージ記録が欲しくなります。ただし、Blackmagic Cameraアプリが外部ストレージダイレクトレコーディングを出来るのかどうかは分かりませんでした。
iPhoneの手ブレ補正は(触った限りでは)使えないようなので(訂正、出来ました。文末に追記しました)、ジンバルか脚が有効だと思います。今回使ったのはピークデザインのクリエイターキットとLeofotoのテーブル三脚。
クリエイターキットの使用には、ピークデザインのエブリデイ ケースが必要ですが、これを使うことで、iPhoneをアルカスイス互換雲台にスピーディにマウント出来ます。iPhoneを三脚にマウント出来る器具は各社から多く出ています(コスパで言えば大学で揃えているコレとか)が、不用意に外れない安定度や、脱着の容易さでいうと、PeakDesignのこれが最も優秀だと思います。
それを先日買ったLeofoto MT-04 + LH-30にマウントしました。そのまま自撮り棒的に持つことも出来るので、イイかと思います。
にしてもiPhone 15 ProのLog撮影といい、Blackmagic Cameraといい、この気合いの入り方はなんなんでしょうね
追記
手ブレ補正が無さそうと書きましたが、T先生からこれがそうだと教えて頂きました。
お詫びして訂正、追記いたします。
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