比較広告が苦手だ。
というより、自分(あるいは自分の評価するなにか)の優位性を示すために、他者を貶める手法がキライだ。
だけど、同じ目的の製品で、どっちが優れてるの?っていうのはストレートかつ正当な質問事項で、それに対し、イメージ訴求で応えるのもまた違うのではと思っている。
そんななか、ダイソンが開いたハウスダストについてのセミナーにお誘いいただき、仕事を終えた夜、参加してきた。
セミナーについては各所で詳しく書かれているので、他力本願でリンクさせていただく。
布団掃除にはレイコップよりダイソンの掃除機の方が効果的(家電Watch)
「今の住宅は、ダニの種類は少ないが数は多く、短期間で増えやすい」。ダイソンで聞いたハウスダストの話(Heartlogic)
そう、掃除機のプレゼンテーションの場ではあるが、別に新製品の発表会ではなく
・ハウスダストの現状と問題点についての講演(エフジーシー総合研究 川上祐司氏:農学博士)
・ダイソンのシニアデザインエンジニア、マーティン・ピーク氏によるダイソンクリーナーの構造プレゼン
・他社製品との比較実演
で構成されている。堂々とした比較実演。
ハウスダストを想定したベビーパウダーをマットに散布。
シーツとしての布(綿100%との説明)を被せ
ダイソン「DC61」とレイコップ「RS-300」の同時使用
(他社製品の方をフルパワーで駆動するなど、他社に不利な要素は排除)
結果
この一連は、iPodStyleさんが動画として公開されているので許可を得て流用させていただく。
この動画は昼の部で撮影されたもので、上記の写真は夜の部、のもの。
クリーナーを持つ男女スタッフが入れ替わって、別のクリーナーを実演しているのが分かる。
どこまで意図しているかは分からないが、自社製品と他社製品を同一条件で比較しようとする意思はちゃんとあると思う。
(まあ、このクラスの企業が八百長的デモをするリスクを冒すとは思いがたいけれどさ)
そう、比較するならこういう姿勢でやってほしい。それぞれの機械の使用度(他社製は新品)、モード等、も詳細に情報公開された。
比較広告の多い英国企業ゆえ、逆にその情報公開のルール、フェアな姿勢は徹底しているようにみえ、好感度が高い。
ここに参加したブロガーは、エフジーシー総合研究の調査サンプルになることを合意し、「DC61」の提供を受けた。
同時にサンプル収集方法、規定について詳しい説明と手順レッスンを受ける(笑)
ので、後日、「DC61」のレビューを書くかも知れません。
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