沖縄在住の昆虫・動物写真家、湊 和雄氏の 写真展「亜熱帯やんばる—多様性の森」を観てきました。
会場 OM SYSTEM PLAZA(旧 オリンパスプラザ 東京)
湊 和雄氏とは10年くらい前のAUGM沖縄で知り合い、お互いOMユーザーで「も」あることもあって、細く永くお付き合いさせていただいています。
そんな湊さんのライフワーク「やんばるの森」で撮られた写真群が、この写真展です。
写真展案内にもありますが、湊さんはもともとは東京生まれ。幼い頃、見た昆虫図鑑に魅せられ、琉球大学大学院 昆虫生態学専攻、そしてそのまま沖縄の人になって、やんばるを中心に琉球列島の野生と自然を撮り続けているというひとつの道を究めている写真家。
本人は不器用だから、と笑いますが、カッコイイオールドタイプ、というのは彼のようなひとを言うのだと思っています。
小型で機動性に長けたOM-Dのマイクロフォーサーズシステムは昆虫、野生動物写真に最適・・・と言いたいところですが、暗いやんばるの森の中、高感度に弱いMFTは辛いシチュエーションも多いはず。手ブレ補正に定評のあるOMですが、相手が動く蝶や昆虫、ではスローシャッターも使えないシーンが少なくない。
なのに、彼の写真群の美しいこと。
OM SYSTEM PLAZAのギャラリースペースは、そんな暗い空間にうごめく昆虫と鳥たちでいっぱいでした。
会期は来週の月曜、10月7日まで(明日、水曜は休館日です)。
そうそう、会場で販売されていたカレンダーは、湊氏の写真をAUGM沖縄でお世話になったデザイナー吉田さんがデザインされたものでした。御無沙汰しています。皆さま。
渋いいぶし銀のような写真展、良ければ是非。
亜熱帯やんばる—多様性の森 湊 和雄 写真展
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