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初期の陣容は大艦巨砲主義のような重厚長大(デカい重い)ラインアップだったキヤノンのRFレンズは、おそらく計画通りに第2のフェーズに移行し、変化球というか、様々なアプローチのレンズ群(軍?)を展開しています。
幻となったオリンピックイヤー2020の殿を務めるのは、クォーターマクロという聞き慣れない言葉とともに登場したRF50mm F1.8 STMと、世界最短・最軽量を謳うRF 70-200mm F4L IS USM。
このレンズがEOS RPと一緒に出ていたら、RPの評価も変わっただろうにと思う一品。EF50mmF1.8の特徴を引き継ぎながら、最短撮影距離30cm、最大撮影倍率0.25倍のクォーターマクロ(マクロスクォーターではありません。)
ただ、外食時は料理を撮るのがお約束のようになっている昨今、テーブルフォト能力が強化されるのはちゃんとトレンドを抑えていて◎だよね、と思いつつ、極端に寄れる極小センサーなスマホに慣れたひとだと、逆に物足りなさが強調されるかも。
個人的には最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ、RF35mmF1.8を保有している(し、もっとも出番の多いレンズだし)ので、それに加えるなら50mmF1.8じゃなく、RF85mmF2の方だと思っていますが。
そして、誰もが待っていた(?)超定番、70-200mm F4LのRF版、RF 70-200mm F4L IS USMは大きく全長を減らし(約3割減)、少し重量を減らし(約1割減)、価格は少し上げて(約1.15割アップ)登場。
(価格はヨドバシの税込価格で概算)
大艦巨砲の先行艦隊の次は、機動性の高さに注力した主力艦隊かと思うと、とても戦略的なラインアップ整備計画だと思う。価格的に可愛くないのが玉に瑕だけど、来年あたり、買えたらいいなあ。
そういえばキヤノンが「フォーカスブリージングの抑制」ってわざわざ明記するの、珍しいですよね。
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