CFexpress と SD 、これからのメモリーカード選び

2025年11月29日 EOS R / Cinema EOS, メモリーカード関係

キヤノン EOSの主力機、あるいは中堅機といえるR6シリーズの最新機、EOS R6 Mark IIIがCFexpressカードスロットを搭載。ついにスタンダード機にもCFexpressが波及しました。もちろんSDカードとのデュアルスロットなので手持ちのSDカードを流用できるのですが、これから買い足すならCFexpressカードだよね、という話。

一昨日納品されたEOS C50もCFexpress と SD のデュアルスロット。業務機はそろそろデュアルCFexpressスロットでいいんじゃない？とも思うモノの、ハードウエアプラットフォームをかなりの部分共有するEOS R6 Mark IIIとの関係からか、まだSDカードは現役。
実際ワタシもEOS R5 Mark IIでは動画はCFexpressへ、静止画はSDカードへ振り分けていてスチルはふだん連写もしないのでフツーのSDXC UHS-IIで事足りています。結婚式とか保険をかけるときの（両スロット）同時記録の時はSD側が足を引っ張らないようにお高価いOWC Atlas Ultra SD V90を使いますが、もうコストパフォーマンスの面でもCFexpressカードが上になっていると思うのです。

これは各種メモリーカードのコストと容量、速度を比較したモノ。OWC派なので同社のブラックフライデーセール（明後日まで）の価格です。

なんだやっぱりCFexpressカードは高価いじゃん、と思うかも知れませんが、SDXC Atlas Ultla V90の256GBとCFexpress 4.0 Atlas Proの256GBはほぼ同じ（SDXCの方が高価い）のに、速度は10倍以上違う（CFexpressの方が速い）のです。もちろんCFexpress4.0カードは現行全てのカメラがフルスペックを活かせないので実効速度で10倍の差はないのですが。その意味ではCFexpress2.0カードで必要十分なのですが悲しいかな1GBあたりの容量単価で言えばもっとも高速なCFexpress4.0 Atlas Ultlaがいちばん安いという・・。

のでワタシはCFexpressは4.0 Atlas Ultla、SDはV60クラスでいいや・・だったのですが・・・

EOS C50、CFexpressにCinema RAWとか7Kオープンゲート記録しつつ、SDに軽量（？）なデータを同時記録できるのですが、この時にSDXCにV90クラスを要求するのですね。
これはアーキテクチャをかなり共通するEOS R6 Mark IIIも同じなので、本気の動画をやる、とかスチルもSDメイン、という場合はV90クラスを買う方が安心と思います。
ただ、V90のSDXCは高価いんですよね、個人的にはコストはCFexpressカードにつぎ込みたいと思っているので悩ましい。

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