キヤノンからRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMが発表されました。(俗に言う)大三元RF15-35mmF2.8L、小三元RF14-35mmF4Lに続くスタンダードクラスの超広角ズームレンズですが、EFレンズ時代にはLの付かない超広角ズームはなかったことを思うと、キヤノンのRFレンズラインアップの充実というか本気度が伺えます。
わずか390gのフルサイズ用超広角ズームというのは凄いですが、とはいえサイズ、重量とも小三元のRF14-35mm F4Lと極端に違うわけでは無いので、去年、清水の舞台から(以下略)買ったRF14-35mmF4Lユーザーとしてはあまり気にならない存在ではありますが、そうでなければこの価格差に本気で悩んだことでしょう。
ホント、Canonの製品企画は優秀というか隙が無いというか。いや、8万って純粋な価格で言えば高額なのですが、初期のRFレンズが弩級レンズを20万、30万円、のレベルで次々投入した結果、10万を切ると安く感じるという戦略(?)すごいなあ、と。
このRF15-35mm、MF時はハーフマクロになる超絶ギミックを持っている半面、AF時は撮影倍率が異様に低い。同じ焦点距離をもつRF15-35mmの15mm域での最短撮影距離は同じ0.28mなのに倍率は随分違うのはなぜなんでしょう?
風景(遠景)撮影なら気になりませんが、超広角で近接撮影したいときには、レンズにフォーカス専用リングがなく、AF/MF切換も無い、というのは結構つらいかもしれません。
EOS R5とRF14-35mmF4L
EOS R5とRF14-35mmF4Lの広角端で撮った1枚。
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