CP+2023でひときわ大きなブースを構えていたキヤノンとソニー。ただ、キヤノンはその巨大なスペースの1/3をVR、MRのデモンストレーションに割いていたのが印象的でした。
VR(Virtual Reality/仮想現実)デモ。
VR系の展示やデモンストレーションの難しさは、どうしても個別になる点。大きなスクリーンで何十人あるいは何百人に見せることが出来ない(いや、見せるだけなら可能だけど、没入感が伴わない)。個別のコクーン型シートに
Meta Quest 2
コントローラーは係員が操作するだけで、オーディエンスは触れない。
撮影は専用レンズといえるRF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE
カメラがEOS R5C。そりゃこういうコンテンツメイクにはEOS R5「C」ですよね。
コンテンツは3本の中からオーディエンスがチョイス出来ました。
MR(Mixed Reality/複合現実)
個人的には単に見るだけのVRコンテンツには飽きてきているせいもあって、MRが新鮮で面白かった。ダンサーを使ったコンテンツの造りも良かったんだと思います。
最初にMeta Quest 2でARコンテンツ風に見せてから
キヤノンのMREAL X1を使って、同じコンテンツをMRで見せる趣向。
ちなみにMREAL X1、ぱっと見はVRゴーグルと変わらないチャチな(失礼)ルックスですが、単体で200万円超え、システムでは350万円超からというもの。
CP+ってプロからアマチュアまで、とよく言われるけれど、MREALは完全な業務用システム(少なくとも現時点では)。それをコンシューマーカメラと並べて見せるキヤノンが見ているもの、(我々に)見せようとしているものを考えると、とても良かったと思います。
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Canon RF5.2mm F2.8 L デュアル魚眼レンズ – 3Dバーチャルリアリティ、180度VR、Canon EOS R5対応 ブラック。