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32型4K HDR の写真、映像用ハイエンドモニター BenQ SW321C

いま、モニターに欲しい機能、仕様、とはなんでしょうか。ひと言で言えばすごく綺麗で大画面。も少し細かく言えば、4K(8K)、正確な色再現とハードウエアキャリブレーションによるカラーマネージメント。ムラのない均一な画面表示と、USB-C接続。映像編集の多いワタシにはHDR対応と24P再生のサポート。で、リーズナブルなこと(笑)
そう、アップルのXDRディスプレイはじめ、超絶ハイエンドなモニターは世の中に存在します。でも、どれも軽く50万円を超えるポルシェのような価格帯。今回試しているBenQの32inchモニター SW321Cは、ワタシの求める機能、仕様をほぼ完ぺきに満たしつつ、超絶ハイエンド製品の半額以下という「最高レベルの現実解」モニターです。
BenQ SW321C 公式サイト

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このレビューはBenQ社より検証機をご提供頂き大学の研究室で1ヶ月に渡り試用、執筆しています。それ以外の利益供与(報酬等)はありません。本レビューは同社に感謝しつつもフェアな視点で書いているつもりです。原稿チェック等はありません、間違いが有ればワタシの責任です。事実誤認や間違いがあれば修正し修正点を明記します(誤字脱字の修正を除く)。
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前述したようにSW321Cは現段階でプロ用モニターに臨む要素をほぼ満たすハイエンドモニターです。ハイエンドからミッドレンジ、エントリー機まで幅広いラインアップを持つBenQの製品群の中でもフラッグシップに位置づけられる製品でしょう。
ワタシにとってのコダワリポイントは後にして、全体像から見て行きます。
・写真、動画用モニターとして正確な色表現をなにより優先するAQCOLOR技術
・Adobe RGB 99%準拠
・ハードウエアキャリブレーション対応
と書くと、同じBenQのSW320もそうだよね、と思います。SW320もほぼ同じサイズ(31.5inch)、4K、のハイエンドモニターでしたが、SW320がリリースされた2017年から3年、SW321Cはその後のテクノロジートレンドを積極的に取り入れた「全部入り」フラッグシップになりました。具体的に進化ポイントを見て行きましょう。

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機能的な部分ではUSB Type-C端子の搭載が光ります。
USB-Cはビデオ信号、オーディオ信号はもちろん、高速なデータ転送もサポートしますが、SW321CのUSB-CはさらにUSB PD(パワーデリバリー)として60Wの給電が可能。
MacBook Proの場合は、USB-Cケーブル1本繋ぐだけで、MBPから4Kでモニター表示しつつ、MBPに電源を供給し、さらにSW321CのSDカードスロットに挿したメモリーカードから写真データを取り込める訳です。

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性能的な進化ポイントとしては各種スペックの底上げがあります。
・RGBカラーのブレンド精度を向上させる 3D LUT(ルックアップテーブル)は14bitから16bitに。(たった2bitの違いと思うかも知れませんが、14bit=16384段階 16bit=65536段階と4倍の差があるのです)
・CalMAN認証およびPANTONEカラー認証を取得
と業界最高レベルの名に恥じないクオリティに着実に向上させています。まあ、ぶっちゃけて言えば、その差がオマエに分かるか、と言えばワタシも分からないかも知れないくらいのハイレベルの違いではありますが、そこはBenQの本気度を感じるところでしょうか。

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BenQのミドルクラス以上のモニターに付属するコントローラー「ホットキーバック」は、カラー設定の切換はじめ各種のメニュー操作が非常に楽になる優れたインターフェイスですが、SW321Cは新型のhotkey puck G2が付属します。
この使い勝手については後日レビューしましょう。

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そしてこの3年ほどでハイエンドモニターは動画対応を迫られたのもトレンドのひとつです。SW321Cはフィルムフォーマットの1080/24P(29.97fpsではないネイティブ24コマ再生)をサポートするほか、HDR10 とHLGのHDR動画にも対応と、最新の動画トレンドをサポート、映像編集モニターとしても万全の体制を取ります。
また仕様のHDR項目には、HDR10 / HLG としか書かれていませんが、製品概要には「HDR10(PQ方式)」と書かれているのが気になります。HDR PQはピーク輝度が1000cd/m2の絶対値でFIXされるため、仕様の輝度が250cd/㎡のSW321Cでは厳しいと思うのですが、ここはPQ撮影素材を用意してテストしてみたいところです。

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背面下部のポート
左からメンテナンスポート(ユーザーは使えません)、ホットキーバック接続用(専用)、HDMI(ver.2.0)x2、DisplayPort (ver.1.4) x 1、USB-C x 1、オーディオ出力 x 1、USB 3.1 Upstreme. x1。
写真はありませんが、側面にSDスロットとUSB 3.1 Downstreme x2があります。miniDP to DP/HDMI/USB/電源ケーブルに加え、USB-Cケーブルが付属するのも嬉しいところ、ケーブル、なにげに高価いですしね。

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まだハードウエアキャリブレーションを行うまえの工場出荷状態ですが、非常にきっちりとした色再現です。工場出荷時に全個体がキャリブレーションされ「色差とガンマの精密性が確保」と謳うだけのことはあります。

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画面は緻密です。同じBenQのSW270Cは27型でWQHD(2560 x 1440)ですから画素ピッチは0.233mm、画素密度は109ppiですが、SW321Cは32inchでUHD4K(3840 x 2160)なので、画素ピッチは0.185mm、画素密度は137ppiになります。

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これは至近距離で画面を注視しても粗さを感じない密度で、写真や4K映像を表示しているときの精細感、滑らかな繋がりは口笛を吹きたくなるほど快適です。

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また、画面にムラ(色ムラ、輝度ムラ)が一切感じられないのも、モニターの質を感じさせます。

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これはムラ補正技術が搭載されたためで、ユニフォミティ(画面の均一性)に大きな貢献をしています。グラデーションにトーンジャンプは発生せず、色再現の正確性にもアドバンテージがあります。SW320比でいちばん大きな「分かる違い」かもしれません。

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また、反射の極めて抑制されたモニター面は、作業時の効率と品質に大きなプラスになります。
フードを部分的に開けた状態で天井のライトの影響が少ないことに注目して下さい。

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MacBook Proだとグレア液晶なので、美しく精細感もあるのですが、映り込みには弱いです
(同じ角度に倒して撮影)
メインマシンがMacBook Proのとき、SW321Cをマスターモニターにするメリットが分かると思います。

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SW321Cの昇降(高さ調整)枠は150mm、ティルト(上下)調整は -5°〜20°、スイーベル(左右)調整は45°ずつと、必要充分な調整が可能です。

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写真編集はもちろん、映像編集モニターとしても非常に高いクオリティを見せるSW321Cは、BenQモニターの最高峰、というだけでなく、現時点でハイエンドモニターに求められる要素をほぼすべて網羅したモニターとして大きな価値があると感じます。

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この後、大学から自宅に持ち帰り、4K、8K(EOS R5買ったのでw)の映像編集を中心に、細かく使い勝手を見て行く予定です。(次回はおよそ1か月後に)

BenQ SW321C 公式サイト

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