EOS 5D Mark III等で撮るときは、ピクチャースタイルやHDR等はほとんど使わないが、EOS Mのような立ち位置のカメラでは、積極的にカメラプリセットを使っていくのが面白い(はず)。
で、いつ頃からか(EOS Kiss X5の頃?)EOSの普及機に搭載されるようになった「雰囲気を選んで撮影する」モードが気になっていた。
くっきり鮮やかに 設定
EF-M18-55mm (18mm時) F10 1/40秒 ISO 250
この雰囲気を選んで撮影するは、クリエイティブフィルターとは別のもので、クリエイティブ全自動(CAモード)のみならず、ポートレイトや風景モードでも使え、さらにピクチャースタイルとも併用可能。
ピクチャースタイルが画調を作るものと思っていた(クリエイティブフィルターは他社のアートフィルターのように派手なエフェクトの1種として別)ので、うまく理解できていない。
だいだい、ふんわりやわらかく、とか、暖かくやさしく、って言われても・・・(笑)
メーカー作例も、それぞれに適した表現例にしていて、同じ被写体を雰囲気設定変えて撮るとどうなる、という説明がない。そもそも、雰囲気ってどこを弄っているのかも書いていない。
とりあえず、撮り較べてみた。ピクチャースタイルはオートのままだが、Adobe Bridge等では読めない雰囲気設定メタデータをImageBrowser EXは表示してくれるので、それをピックアップしてみる。
雰囲気 標準設定
ピクチャースタイル オート
シャープネス3 コントラスト0 色の濃さ0 色合い0
雰囲気 くっきりと鮮やかに
ピクチャースタイル オート
シャープネス3 コントラスト2 色の濃さ3 色合い0
雰囲気 ふんわりやわらかく
露出補正+2/3 ピクチャースタイル オート
シャープネス2 コントラスト–1 色の濃さ–2 色合い0
雰囲気 暖かくやさしく
露出補正+2/3 ピクチャースタイル オート
シャープネス2 コントラスト–1 色の濃さ1 色合い0
雰囲気 しっとりと深みのある
露出補正–2/3 ピクチャースタイル オート
シャープネス3 コントラスト2 色の濃さ2 色合い0
雰囲気 ほの暗くひっそりと
ホワイトバランス補正 B4,G2
露出補正–2/3 ピクチャースタイル オート
シャープネス3 コントラスト2 色の濃さ0 色合い0
雰囲気 明るく
露出補正+2/3 ピクチャースタイル オート
シャープネス3 コントラスト0 色の濃さ0 色合い0
雰囲気 暗く
露出補正–2/3 ピクチャースタイル オート
シャープネス3 コントラスト0 色の濃さ0 色合い0
雰囲気 モノクロ
露出補正0 ピクチャースタイル モノクロ
シャープネス3 コントラスト0 フィルター効果 N:なし 調色 N:なし
これ以外のパラメータを弄っているかどうかは現状よく分からない
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