カラーマネジメントモニターからゲームモニター、ホームユースまで幅広いモニターラインナップを持つBenQ(ベンキュー)の27inchフラッグシップモデルが新型にモデルチェンジしました。SW272U(公式製品ページ)ワタシが使っているSW271Cからおよそ2年半ぶりの更新ですね。
271CのCはUSB-C入力を意味していたように思いますが、272UのUはUHDでしょうか。27インチの画面に3,840×2160ピクセルの解像度を持つ4Kモニターです。同時発表のSW272Q(QはWQHD:2560×1440だと思います)。
フラッグシップだけに画質も機能もデザインも大きく手が入っています。徹底的な色精度と色管理は当然としてBlack MagicのコンバーターによるSDI to HDMI入力で非圧縮信号の正確なプレビューに対応したり、4:4:4、4:2:2、4:2:0 の24P/25P/30Pの表示。コントラスト比は1000:1で最大輝度は400 カンデラと、高品位モニターの見本のようなスペックです。
で、便利な手元コントローラー 、ホットキーパックがG3にモデルチェンジし、遂にワイヤレスになりました。これでデスク上を這うケーブルが減らせます。まあ逆にモノで溢れるデスクトップ上で行方不明になる可能性もありますが(笑)そこはAirTagでも貼り付けておくしかないかもです。
フロントからボタンが一掃され、ベゼル下面に移動、さらに一部ポートとSDカードスロットもベゼル下面に設けられたのは◎。裏側側面では使いにくかったですからねえ。オーディオ用イヤホンジャックも下面にあるようで◎。ただ、USBポートは(下面にあるのは)Type-Aのみ?このクラスのモニターを買う層はメモリーカードもCFexpressに移行してる気がするのでCFxリーダー搭載しろとは言わないけれどUSB-Cカードリーダーが運用しやすくなってると良かったなあ。
そして台座前面がレザーパット貼りになってる。重役用モニターって意味ではなく、メモリーカードやレンズを一時置くにも良さそうですが、モニターアーム使ってると無駄になっちゃうのが悩ましい。
そして今回素晴らしいと思ったのが、デュアルモニター運用するときのオプションパーツ、遮光フードブリッジ HB27。そう、マルチモニターだと2つのモニターの間にフードの壁が出来てしまい、正対していないと見にくい。ワタシは片側のフードを外して使ったりしていましたが、強度的によわよわになっちゃうので、揺れたりするし。
この純正オプションはモニターの角度調整にも対応する優れもので◎
・・・なんだけど、前述したようにワタシはモニターアームでその時その時に使いやすいように位置修正するのが好きだし、ポートレート写真だとモニターをピボットして使うのも良くやります。そういう自由度とは相反しちゃいそうなのがなあ。
まあ、とにかく、BenQが本気でモニターきわめようとしているのは分かりました。実機が出てくるのがとても楽しみ。ただ、時節柄とはいえ値段がががが・・・。
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