Mac mini M4 Pro、MacBook Pro M4 Pro、M4 Max が対応したことで(Macユーザーには)注目の集まるThunderbolt 5。超高速な転送速度を誇るThunderbolt 5ですが、対応する周辺機器がなくては宝の持ち腐れ。
Other World Computing(OWC)が世界初のThunderbolt 5 SSD(OWC Envoy Ultra)とThunderbolt 5 HUBを展示していたので試してきました。
ベンチマークを含むレビューは MAC OTAKARAが書かれているので、mono-logueでは追加でOWCのThunderbolt 5 HUBを介した場合に転送速度が落ちるのか、も試してみました。(結果は後述)
OWC Envoy Ultra。世界初のThunderbolt 5 規格SSD。
同じOWCのUSB4 SSDであるOWC Express 1M2がトゲトゲの放熱フィン満載のマニア的筐体デザイン(失礼)に対して、TB5のEnvoy Ultraは普通の(?)デザインです。ただし、重量は327gとトゲトゲExpress 1M2より重いです。
その代わり?Thunderbolt 4 / USB4の40Gbps帯域の倍速になる80Gbps(双方向)帯域を持つ規格で、OWC Envoy Ultraは公称転送速度6000MB/sを謳います。なお、PC Watchもやじうまミニレビューにおいて
>データ転送速度は46GBほどの書き込みでSLCキャッシュが切れるようで、2,500MB/s前後から430MB/s前後まで速度が低下する。と書かれています。SLCキャッシュが切れたからといって、そこまで落ちるかな?というはてながあるものの(SLCキャッシュについてはワタシはこのサイトの解説で理解していますが、誤りがあればご指摘下さい。)InterBEEの会場でのテストなので長時間デモ機をお借りするわけにもいかず、この部分に関しては後日、別途検証します。
さて、InterBEEのOWCブースで試させていただいたのは
・MacBook Pro M4 Pro に OWC Envoy Ultra をダイレクト接続
・MacBook Pro M4 Pro に Thunderbolt 5 HUB を接続、その先にOWC Envoy Ultra を接続
スクショではなく、短い動画で比較
・MacBook Pro M4 Pro に OWC Envoy Ultra をダイレクト接続
・MacBook Pro M4 Pro に Thunderbolt 5 HUB を接続、その先にOWC Envoy Ultra を接続
・両者をワイプで比較
Thunderbolt 5 HUB を介した場合
WRITEは10%程度、速度が低下するものの、READはほぼ同じです。これは凄い・・・。
Mac miniのThunderboltポート数は(ワタシの用途には)少ないなあと思っていますが、TB5 HUBやそのうち出てくると思われるTB5 DOCKで問題なく運用出来るかも・・・。
あ、ちなみにOWC Envoy UltraのThunderbolt 5 ケーブルですが、脱着できない構造でした。ケースを開ければ(長いケーブルに)交換できそうですが、保証もなくなるし、リスキーですね。
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