G-TechnologyがNABで発表した新型Thunderbolt 3 シリーズ(ファミリー)は、3機種中G-DRIVE、G-RAIDの2機種がTB3とUSB-Cのポートを持っているので、NAB直後のブログエントリーではHUB的に使える(んですよね?)と書きました。
MacBook ProからThunderbolt 3でストレージに繋いで、その先にUSB-Cでカードリーダー等を繋ぐ使い方できると便利だなあと思ったからだけど、結論から言うとNG。
G-DRIVE TB3、G-RAID TB3のThunderboltとUSBは排他接続で同時使用不可。
G-DRIVE TB3、G-RAID TB3とも、先に接続された方が認識されて作動するらしい。
仮に同時接続した場合には、Thunderbolt 3が優先されるそうです。
LaCie社の2big Dock Thunderbolt 3はUSBがHUB的に使えるようなのでTB3の広帯域を利用したHUB機能がトレンドになるかと思いましたが残念ながら違いました。
また、G-RAID TB3にはHDMIポートがあって、RAIDストレージでありながらディスプレイ接続ができる(MacBook Pro Late 2016はHDMI持たないので重宝するかも)のですが、一方、帯域大丈夫?と思ったら、G-RAID TB3がRAID 0(ストライピング)時で約4Gbps、4K30Pで約10Gbpsとして、Thunderbolt 3接続時は問題にならないとのこと。
ただし、G-RAID TB3をディージーチェーンしたりすると問題になる場合があり得るかもという話。
この辺は実際に使うなかで見て行きたいと思っています。
面白い情報としては、この新型TB3ファミリー、その速度仕様からか
G-DRIVE TB3、G-RAID TB3の付属ケーブルは20Gbps対応のTB3ケーブル
G-Speed SHUTTLE XLの付属ケーブルは40Gbps対応のTB3ケーブル らしいです。
国内でのお披露目は After NAB 2017。
まあ、ストレージは使って意味のあるの製品だけど、見たい人はぜひ。
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突然のコメント失礼いたします。ネット検索でこの記事にたどりつき拝読させていただきました。
当方も近い環境、MacBook Pro15(2017)+G-RAID TB3(20T)を使用していますので、こちらの情報も共有させていただきます。
G-RAIDのUSB-Cポートではなく2つ目のTB3ポートにG-Drive(1TB、御サイト別記事:https://mono-logue.studio/4733)を接続してみました。同梱されているものなど短いケーブルでは問題ないのですが、2mのケーブルでは一定の大きさのファイルをコピーしようとするとアンマウントされてしまいエラーが出ます。BlackMagic Disk Speed Testでテストしようとしても同様です。Belkin(TB3・2m)、Apple(TB3Pro・2m)ともに同じ結果。この記事にもあるようにTB3ポートでもUSB-Cのハブとしては使うには問題が生じるようで、今のところケーブルに条件があるのかなと思っています。
そのほか新たな情報が見つかった場合は追って報告させていただきますね。