チーロから 新しいワイヤレスイヤホンが発売された。cheero Wireless Earphones Bluetooth 5.1
リーズナブルなのに、Bluetoothは5.1で、IPX5のかなりしっかりした防水性能に、CVC方式のノイキャン機能(これに関しては誤解ないように後述する)、そしてユニークなのは収納ケース(もちろん充電器を兼ねる)が、他のデバイスに充電可能なモバイルバッテリー機能を持つこと。
リリースに先行してティ・アール・エイ株式会社よりcheero Wireless Earphones Bluetooth 5.1の評価用サンプルを提供頂き、先週から試用しています。それ以外の利益供与はありません。
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安価だからといって安物ではないのがcheeroの製品だと思っていますが、本製品もその例に漏れず、コーデックはAAC,aptに両対応。Bluetoothもちゃんと5.1になっているなど、機能的にはなんら遜色を感じません。
高級感はないものの、安っぽくもないケースがそのバランスをよく表していると思います。
充電器兼用のケースはバッテリー残量を表示します。上の数字が「ケース」のバッテリー残量(1%刻み)。その下の4段階バーが「イヤホン」のバッテリー残量(左右独立)です。充電中はイヤホン本体のインジケーターが赤く点滅します。
イヤホンは音楽再生のみでおよそ10時間、通話で5時間のバッテリーを持つのですが、ケースで充電を併用すると18回分、音楽で18時間の長寿命を誇ります。
ケースへの充電はUSB-Cで行います。
反対側にUSB-A端子がありますが、これがユニークな電源出力ポートなのです。ケースがiPhone やその他デバイスへの充電可能なモバイルバッテリーになるのですね。容量は2200mAh。出力は5V/1Aです。モバイルバッテリーとしては小容量ですが、非常用としてはかなり助かるのではと思います。
個人的には、MacBook ProとUSB-A Lightningケーブルしか持っていなかったとき(先日あってちょっと焦りました)、このケースをブリッジにして充電可能なことがポイントかと思いました。
(ケースを充電しつつ、USB-Aから出力可能でした)
音楽再生機としてはどーよ、と言われると。そこはまあ、普通という感じ。本気で音を聴きたい、ときは別の選択肢もあるでしょう。とはいえ、ワイヤレスイヤホン、としては上出来なほうかとも思います。
ただ、ノイキャンという割りに、外で使っていても外部雑音を抑制している感がありません。
耳をイヤホンで塞いでいるくらいという感じで、普段使いのBOSEとは大きく差があります。よくよく読むと
高性能CVC8.0ノイズリダクション技術を採用し、遮音性が高くクリアな通話を実現しました。
とあります。
ワタシも誤解していました。CVC 8.0ノイズキャンセリングは、「通話時に」「こちら側の外部雑音を抑制し」「相手側にノイズの少ない音声を届ける」テクノロジーであって、BOSEのアクティブノイズキャンセリングのように、「音楽を聴くときに周囲の雑音を抑制してくれる機能」ではない。のですね。
遮音性が高くクリアな通話を実現しました。とcheeroは明記しているので勘違いはワタシです。が、勘違いする人も多いと思うのであえて書いておきます。
通話に有効なノイズキャンセリングなら、Zoomなんかのオンラインミーティングにいいかも、と、こっそり(?)Google Meetによるオンライン授業に投入してみました。
ずっとしゃべりっぱなしで(オンライン講義ってインタラクティブな構造が作りにくくて悲しいです。駄洒落が滑っても無反応だし(そこ?))効果の程は実感しにくいですが、聞きにくかった、とか、声が遠いです、といったリアクションが皆無だったので、悪くない結果だと思います。
そうそう、公式ページのスペック欄に「対応OSAndroid / iOS / Windows」と書かれていて、え!Macはダメですか?と思ったのですが、普通に使えます。
ただ、iOS機でも同じなのですが、ペアリングした本機が表示上、LとRの2ピース表示され、さらに、Rは未接続と表示されちゃうのは、表示だけの問題(ちゃんと正常に使えます)とはいえ、ちょっとイヤだな(取説に注意書きがあります)。
という訳で、5,000円台前半のワイヤレスイヤホンとしては、十二分な機能と性能をもつ、カジュアルでコストパフォーマンスに秀でたBTイヤホンだと思いました。
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