昨年から続くSIGMA 85mm F1.4レビューシリーズもそろそろラスト。いままでずっとEOS MOVIEでのレビューだったので最後はスチル。
キヤノン純正の2本の85mm単焦点、EF85mm F1.2LとEF85mm F1.8と比較してみる。
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」のモノフェローズイベントに参加して書かれています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局)
なお、極力条件を揃えているが、屋外なので光線条件は異なるし、三脚に据えてはいても微妙に画角も違っている。その辺は差し引いて(あるは折り込んで)見ていただく方がいいと思う。
EF85mm F1.8 USM
ワタシがEOS 5(Dじゃないヤツ)といっしょに買ったので、もう20年近く使っている(ので経年劣化してるかもしれない)。
φ75mm×71.5mm 425g 絞り羽根8枚
F1.8開放(クリックで拡大)
まあ、設計も古いんだろうけど、おそらく銀塩時代は一番使ったレンズ。
5万円を切る実売価格。コンパクトなサイズ(んでもFD85mm F1.8はもっとコンパクトだったぜい)。写真の勉強は、85ミリでしたと言ってもいい。
SIGMA 85mm F1.4
言わずとしれた最新設計によるレンズ。EFマウントに付いてAFの効く85mmでは唯一、21世紀に設計されたレンズのはず。
φ86.4mm×87.6mm 725g 絞り羽根9枚
F1.4開放(クリックで拡大)
EF85mm F1.2 II USM
1kgを超すケーニッヒモンスターのようなレンズ。
85mmでF1.2は国産他社になく、確かプラナーにあるだけだと記憶してる(間違っていたらゴメンナサイ)
φ91.5mm×84mm 1025g 絞り羽根8枚
F1.2開放(クリックで拡大)
重いし、ピンは薄いし、ワタシレベルでは使いこなせないレンズかもしれないのだが、薄いピンにぴたっと決まったときのぞくぞくするような画は素晴らしい。
冬の晴れた午前中の公園。
レンズを交換しつつ撮影。光線状態が多少変化してしまっていること、なぜか、画角も微妙に違うことは前述の通り。よく見るとフォーカスが甘いものもあってすみません。。。
まずは、全レンズをF2.8で通してみた。
EF85mm F1.2 II USM f2.8 オート
SIGMA 85mm F1.4 f2.8 オート
EF85mm F1.8 USM f2.8 オート
3本のF2.8を部分アップ(クリックで拡大)
光線の関係か、露出が違ってるけど、ぼけ足の描写等に違いがあると思う。
もうちょっと光線状態を揃えてやり直し(笑)
EF85mm F1.2 II USM f2.8 オート
SIGMA 85mm F1.4 f2.8 オート
EF85mm F1.8 USM f2.8 オート
3本のF2.8を部分アップ(クリックで拡大)
キヤノンの2本は非常に近い色バランスを見せるが、シグマはちょっと異なる。この後、他のカットでも同じ傾向があるので偶然ではなく、そういう狙いというか、色の出し方なのだと思う。
つぎはF5.6で通す
EF85mm F1.2 II USM f5.6 オート
SIGMA 85mm F1.4 f5.6 オート
EF85mm F1.8 USM f5.6 オート
3本のF5.6を部分アップ(クリックで拡大)
つぎはF8で通す
EF85mm F1.2 II USM f8 オート
SIGMA 85mm F1.4 f8オート
EF85mm F1.8 USM f8 オート
3本のF8を部分アップ(クリックで拡大)
最後はシグマF1.4の開放とEF F1.2を1.4に絞ったものの比較
EF85mm F1.2 II USM f1.4 オート
SIGMA 85mm F1.4 f1.4 オート
部分アップ(クリックで拡大)
(クリックで拡大)
価格性能比がひじょうに高いレンズだなあという印象だった。
標準、中望遠の単焦点レンズを持っていなくて、なおかつ明るい単焦点に目覚めたなら、後悔しない1本だと思います>某氏。
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