ウワサを上書きする仕様で発表された「リコーの」デジタル中判カメラ、PENTAX 645Zは、「噂が間違っていた点」として、4K動画撮影機能を持たない、点がサプライズ・・・。
近年の、なんでもかんでもリークというのは好きじゃないけれど(iPhone6の噂がそろそろ姦しくなるころでしょうか)、それが外れるのは悲しいものだと思った(笑)
フルサイズを大きく超える大判センサーカメラとしては「安価」で、中判デジカメとしてはいろいろ興味深いところもあるけれど、そこは守備範囲で無いため、mono-logueではあくまで一眼ムービーとしてはどうだろうという観点でのみ考えてみる。
目的と被写体によるとはいえ、APS-Cクラスとフルサイズのイメージャーサイズの差は、スチル同様に動画撮影でも明らか。
とはいえ、Super35mmで経験を積んだムービー系のひとたちが(S35に近似な)APS-Cを好むように、なにがなんでもフルサイズがいいって訳でもない。
PENTAX 645Zの43.8mm x 32.8mmという大判センサーの撮る動画は、おそらくフルサイズとは違う魅力に溢れていると思う。
一方で、4Kムービーがガセだったように、645ZはフルHDで60iもしくは30P、HDでようやく60Pと、EOS-1D CのDCI 4K 24P、フルHDで60Pにはかなり差を付けられている。
いや、解像度じゃないよ、って意見もあろうし、解像度「だけ」じゃない、のにはワタシも賛成だけど、ちゃんとした4Kモニターでみる4Kムービーの緻密な美しさ、質感が圧倒的な力を持つのも実感している。
フルサイズの1.7倍のイメージャーで撮るフルHDか、APS-Hクロップのセンサーで撮る4Kか、機会があれば較べて見たいと思う。
でもさー、究極の、って意味でZとつけるのはいいけれど、んじゃあ、続いたらダブルゼータになるの?GTになるの?もしかしてグレート645じゃないよね?
–ads–