EOS 7Dが発売されたのが2009年10月だから、じつに5年ぶりのモデルチェンジ。
EOS 5D Mark IIもそうなんだけど、近年のキヤノンはけっこう製品サイクルがゆっくり。
そこがライバル社に較べ歯がゆくも見え、一方で長く一線であることの安心感でもあり、なかなか複雑な気分。
EOS 5D Mark IIに続き、名機として愛された7Dだけど、(EOS 70Dが見事な出来だったこともあって)さすがにその役割は終えていたと思うので、ようやくMk.IIか、と思うところ。
新型センサーに Dual Pixel CMOS AF、Dual DIGIC6、10コマ/秒とAPS-Cフラッグシップの名に恥じない基本性能にあげてきた一方で、バリアングル液晶ではなく、飛び道具的な突出した機能は搭載しない。
手堅いというか、コンサバで、近年アグレッシブなニコンを見よ、と言われるのは想像に難くない(笑)が、そこは実機待ちだなあ。
液晶が固定な点も含め、70Dとは異なり、高速な写真機にフォーカスした印象。
もちろん1920/60PはキヤノンのAPS-C機では初めて(フルサイズでもEOS-1D Cのみ)など、動画を後退させているわけではないけれど、Dual Pixel CMOS AFはタッチ液晶でこそ真価を発揮すると思っているので、動画重視なら70Dという選択もありか。
ふたたび5年のライフサイクルを持てる本格派になっていることを期待しつつ、実機を待つ。
だって飛行機撮るには、高速連写でAF性能の高いAPS-C機はやはり有効なんだもん。
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