ロケの準備中。仕事となると現地でのデータバックアップは非常に重要。MacBookProは持って行くにせよ、250GBのストレージではデータ全部は入らないので、モバイルハードディスクを持っていく。今回のエントリーはそんな何日かのロケに持っていくストレージ考。
保有しているモバイルハードディスクの中で最適なのはもちろんG-DRIVE ev ATC(レビュー)
2メートルの高さからの落下耐衝撃、防塵、水深30cm、30秒の耐水、耐圧。そしてThunderboltケーブルつきの文字通りハードな使用に耐えるハードディスク。・・・・なんだけど、海辺に行くわけではないので(いや、海も行くけどバックアップはホテルに戻ってから)この大きくて重い(後述)G-DRIVE ATCはちょいオーバースペック。
そこで、アンバサダーを務めるG-Technologyに相談、G-DRIVE ev RaW SSD をロケ期間中、借りることになりました。
自宅あるいはスタジオでのストレージと違うロケ先での要求仕様としては
・コンパクトで軽いのが望ましい。容量は仕事次第だけど何テラもは要らない。
・でも堅牢性は大事。特にカバンに放り込まれたり移動も多く、落としたりする可能性も自宅等より確実に増えるので、耐衝撃性はそれなりに重視。
・専用電源不要のバスパワー駆動が望ましい。
・速度は最優先事項ではないけれど、速いほど現場の睡眠時間が確保できるので◎
G-DRIVE ev RaW SSDは、ストレージ本体、シリコンバンパーから成る製品。
(SSDではないHDDモデル:G-DRIVE ev RaWもあります)
本体はG-DRIVE ev シリーズ互換なので、上記のev ATCのケースに入れることも可能。
ソリッドステートドライブなのでHDDより耐衝撃性はあるうえに軽量、バンパーを装着すると2m の高さからカーペット敷の床へ落としても大丈夫とされている(こわくて試せません)。
バンパーを付けた状態でUSB3.0接続可能。
逆に言えば水没には備えがありません。
せっかくなので、手元にある(左から)G-DRIVE ev HDD、G-DRIVE ev RaW SSD、G-DRIVE ev ATCを比較してみた。(ロケの準備しろ>自分)
なかのカートリッジはすべてev互換。一番下のオリジナルevのみ金属筐体。ほかはエンプラ筐体。
左からG-DRIVE ev HDD、G-DRIVE ev ATC、G-DRIVE ev RaW SSD
重さを量ってみると
G-DRIVE ev ATCは408g、なかのevカートリッジHDDのみで178g。金属ボディのオリジナルevはプラス110g。(すべて実測値なので多少の誤差はあります)
G-DRIVE ev RaW SSDはバンパー込みで194g、なかのevカートリッジSSDのみで122g。バンパーのみで72g。
ベンチマークはロケ先をイメージしてMacBookProにUSB接続(G-DRIVE ev ATCのみThunderbolt接続)と、帰って自宅もしくはスタジオでの書き出しをイメージしての G-SPEED Shuttle XLのevベイに入れてのベンチマークの2種類。
シングルドライブのHDDではUSB3.0とThunderboltでは有意差はほとんど出ないけど、SSDだと特にリード性能で圧倒的な差を見せる。
現地でバックアップ(書き込み)帰ってきて書き出し(読み出し)と考えると、なにがいいか、結果は一目瞭然か。
ただ、コスト的にはすごい差がでるので、これはコストよりベストなものを・・と言える場合。
その意味で、G-DRIVE ev RaW SSDを2台貸して頂いたのも、1TBまでならSSDの二重バックアップが取れるから。
という訳でロケ用ストレージ考でした。
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AmazonにG-DRIVE ev RaW のSSDモデルが無かったので下記はHDDモデル。C/Pは高い。
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