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CP+レポートシリーズ。
キヤノンの新型スピードライト 320EX & 270EX II
ハイエンド系にはスルーされがちな、中型、小型ストロボだけど、なかなかどうして今後のキヤノンの路線が伺える設計。
270EX IIは2年前に出た270EX(使ってます)の(使用例はこっち)マイナーチェンジ版。
320EXは空白だった2XXと4XXの間を埋める中型スピードライト。これでスピードライトは5,4,3,2とラインナップが揃ったことになる。
320EX & 270EX IIの特徴は、リモートレリーズ機能を搭載したこと。つまりリモートコントローラーRC-6を買わなくてもワイヤレスレリーズができる(だけではない>後述)。
320EX にはさらにLEDライトが搭載された。これがEOS MOVIEを意図したものであるのは間違いなく、EOSの高感度特性と合わせてミニマムなムービー撮影システムとなるはずだ。
ただ、CP+の会場で試した範囲では光量が小さいため、近接での使用に用途は限定されそう。大きいレンズの時はレンズフードのケラレも出そうだ。そのため、カメラのシューに付けると言うより、小物などの撮影時に手持ちでナナメから照明を当てると行った用法が現実的に思った。
側面がリモートレリーズボタン。
これが、シャッターレリーズだけでなく、EOS MOVIEのRECボタンとしても使えるかどうかが気になっていたが、会場で試したところ、問題なく使用できた。当然とも思うけど一安心。
ただ、詳しく検証する時間がなかったが、スピードライトの電源を入れていないとリモコンとしても動かなかったような気がする(間違っていたらすみません)。
リモコン設定はボディ側でしておく必要がある。2秒レリーズにも対応。
手タレはキヤノンマーケ某氏。あ、指輪してる(笑)
リモコンがついただけではないアドバンテージは、ワイヤレスレリーズだけではない。結果的にワイヤレス多灯が実現するのだ。
そう、実際に270EX IIでレリーズ、7Dのボディ内蔵ストロボと270EXが同時発光するのを見せて貰ったけど、270EX IIは、270EXにないもうひとつの進化「スレーブ機能」が加わったのだ。(たぶん320EXにもある)
これは大きい。
これまでワイヤレス多灯をやろうと思ったら4XX以上のスピードライトが必要だったが、それが実売1万数千円の小型ストロボで可能になるのだ。
これは買い。
なんだけど、なんでキヤノンはそういうの製品ページに書いてないんだ?
(詳しい説明どころか、スレーブ機能の有無すら書いてない)
もったいないな〜。
あ、ちなみにEOS 7D以降のEOSはワイヤレス多灯のトランスミッター機能を内蔵しているが、我らがEOS 5D Mark IIにはありません。
ので、それをやりたければST-E2を買う必要があります。
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はじめまして。これからもブログ拝見させてもらいます。