昨年来、話題になっていたシグマのフラッグシップ一眼レフ、SD1がついに正式発表され、そのSD(スーパーデラックス)な価格が、とくにSD1を楽しみにしていた層にショックを与えている。
まあ、そりゃそうだ。他社のミドルレンジ(主力機と解釈して良いよね)と戦える、と社長が公言していた機体が、他社ミドルレンジ2台分となんとか戦える、になっちゃったのだから。新しい二桁EOSの新型が出て、むっちゃくちゃハイクオリティなAPS-Cフラッグシップになったが、価格はEOS 5D Mark IIの倍で1Dsに近い、みたいな話だから。
ただ、シグマの山木社長とその人となりを多少とは言え知っている身で言えば、ミドルクラスと戦える発言も決してブラフや調子の良いリップサービスではなく、そうなる(できる)はずで、そこにむけて真剣に努力していたであろうことは間違いない。70万円という当初価格にいちばん悔しい思いをしているのは山木社長をはじめとするシグマのスタッフのはずだ。
とはいえ、開発にどんな努力やドラマがあろうとも、プロダクトは結果で評価されるべきもので、他社の中級機と同等のセンサーサイズ、ちょっと優れた堅牢性、ちょっと劣る連射性能と実効感度。圧倒的に独特な(ここへの感じ方でSD1の評価は大きく変わるはず)Foveonの画・・・に、70万円のプレミアム価格を納得させられるか、ってことがすべてだと思う。そして残念ながら個人的にはYesといえない。
シグマの撮影セミナーの際、直接見せていただき、おう、と感嘆のため息をついたテスト作例のプリントを思い出しても、だ。
個人的にはSD1はこの超弩級のプライシングになるのが分かった時点で、一般流通を断念して全数直販にすべきだったと思う。
シグマからしか買えないプレミアモデルで3年保証と、シーズンごとに何週間かのシグマレンズ無償レンタルサービスつきで、構築するFoveonワールド。
さらに1ヶ月以内に返品したら60万円返金保証、など絶対の自信を見せるとか。
まあ、無責任なアイディアだけど、SD1ってそのくらいのプレミア感が必要なカメラじゃないのかなあ・・・と。
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SAIKAさん、
ご無沙汰してしまいました。
確かに、スーパーデラックスな価格ナンバー1な機種ですね。(笑。
確かに、あれこれの事情で、ここまで、実売値が上がってしまったことに、一番辛い思いをしているのは、山木社長であり、シグマの開発陣、営業なんだと思います。
しばらくは、ここ価格から一歩も動かないと思います。
想定以上に売れるか、イメージセンサーの外販でも決まれば、別ですが、多分、DPシリーズにも使用しない逸品モノとなる気がします。
そして、SAIKA先生の直売の提案は良いですね。
このクラスには、プレミアム感が必要なんですよね。
Leicaじゃないですが、銀座にショールームを作って、
有料顧客を囲い込まなければ。
まずは、SD-1ユーザの心を打つような、
著名デザイナーがデザインした垂涎の
メイドインFUKUSHIMAのゴールオーナーズカードを。
もし、直販は無理であれば、できれば、量販店は、各社の本店内のプレミアムショップ一店舗専用にして、小売店は、伊勢丹を含む著名なLeicaのような高級カメラ販売店とかに絞るとかですね。
まあ、外車や、Leicaとか、Appleのような戦略ですね。
上手く、売れると良いですね。
やるならば、カメラ販売らしからぬ売り方が必要ですね。
先日、SD15買った自分としては、
ある意味ホッとしてます( ̄▽ ̄)
SD15も相当曲者で、
てこずっていますが、
銀塩カメラって、
こんなだったよなぁ~
とも思いますが。