今日、3月12日はPENTAX Q10 エヴァンゲリオンモデルの発売日が決まった日であり、キヤノン PowerShot N の予約が開始された日でもある。
この2機種は有り体に言ってしまえば変化球だ。画質やAF性能、精度といった方向ではなく、カメラの、写真の楽しさ、に振った大きなカーブというかナックルボールというか。
直球勝負じゃないじゃん、というひともいると思うけど、個人的にはありだ、と思ってる。だって、画質原理主義視点でいえばAPS-Cサイズ以下のセンサーや単焦点でないレンズでは圧倒的に不利で、冥王星会戦におけるガミラス艦隊と地球防衛艦隊みたいなもの。この艦では勝てない・・と思わず沖田提督が呟くのも宜なるかなである。
で、ヤマトでは、んじゃあ、波動砲(フルサイズ)でしょう、ってより大艦巨砲主義に走って行くし、キヤノン、ニコン、そしてソニー辺りをみるに、まだしばらくは大判センサーの波動砲的優位性はあきらかだが、雪風クラスのコンデジが、iPhoneを筆頭とするスマートフォンカメラに押され気味なのは、去年のコンデジ出荷台数が前年比78%に留まるのを見てもわかる。
で、キヤノンのPowerShot Nは、そのスマホ的写真の遊び方、に真っ向から挑戦する「カメラ」だと思う。(CP+でのレポート)
スマートフォンにカメラが付く、のではなく、カメラにスマートフォン的ギミックが付く。
今日、予約開始で、もう、初回分は全モデル完売してしまったあたり、そのコンセプトを面白がるユーザーが、ちゃんといた、ことを表していると思う。
これが、新しもの好きの一部ユーザーに留まってしまうのか、本来PowerShot Nを届けたい(とキヤノンが思う)層に広がっていくかはまだ分からないけれど。
(結局、スマートフォン等への転送が必要な時点で、じゃあ、iPhoneでいいじゃん、になってしまう危険性はあると思ってる)
PENTAX Q10 エヴァンゲリオンモデルは、もっとはっきりとした「お楽しみ企画カメラ」。
こちらも、発売日は今日決まったにもかかわらず、とっくに完売。
Facebookのペンタックスリコーイメージング ページで、CP+のときに書いたレビュー(?)
CP+ 2013レポート 7 ペンタの暴走?エヴァなQ10
を紹介いただいて感激(笑)
いや、だってこのエントリー、どっちかというと、もっとマニアックにやらないと、ただの企画ものになっちゃうよ、的な内容なのに、平然と紹介するペンタックスページの度量の深さ(笑)
応援してるんですよ<これは本当。
つぎは上半分グレー、下半分赤の、ヤマトコラボモデルとか是非。
ちなみに、友人である紗々さんと、浅岡さんが、PENTAX Q10 エヴァンゲリオンモデルの発売日まで毎日更新にチャレンジしているスーパーコラボ企画(?)はこちら。
えーいいなー。
というので、ワタシも、紗々さん撮った貴重な未公開写真を公開。
紗々さん、です。
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画質至上主義なら中判がデフォ、間違ってもコピー機屋の35mmCMOS機なんて画質が悪くて使いものになりません。ガミラス艦隊の前の雪風以下です。ライカM9でようやく霧島程度ですね。
わはは、そういうツッコミがあるかもとは覚悟していましたが、
中判は、白色彗星内の超巨大戦艦ということで・・・
saika先生、いつもイギリスから楽しくアクセスさせていただいております。私昨年の初めにキャノンのAPC(40D)からパナソニックのm4/3にシステムを切り替えました。Saika先生のブログではm4/3の話題が全く出てこないのですが、GH3などは映像部門では5DMkIIIとも比較される機種ですよね。そこら辺ディスカッションしていただけたら面白いと思うのですが、いかがでしょうか?図々しくて申し訳ございません。でもプロのご意見はどうなのか興味津々です。
This is one awesome blog.Thanks Again. Much obliged.