映像編集をメインとしたMacintoshとカメラ、ワタシの興味関心の向く モノ関係の欲望とレビューのモノローグ SINCE 2006  このblogはアフィリエイト広告等の収益を得ています。収益はすべてモノローグに役立つ無駄遣いに使わせていただきます。

EOS R50 V : パワーズームまわり

昨日、5月30日にEOS R50 Vが発売されました。個人的にはかなりの意欲作だと思うのですが、あまり話題になっていないのはワタシの観測範囲のひと達の琴線には触れなかったようです。
1週間ほど試す機会があったので、使ってみます。

EOSシリーズで初めてV(5という意味のVではなく)という型番を持つカメラ。ショルダーコピーも「動画のためのミラーレス」と、動画指向を前面に押し出しています。ワタシは動画が専門ですが、プライベートで買うカメラはスチルカメラとして魅力的かどうかがキモなので、例えばCinemaEOSとかSONY FXはチェックは欠かさないもののそれ以上の目では見ていません。

その意味ではEOS R50 Vも同様なのですが、この割り切り方というか、挑戦的な製品仕様、すごく楽しみにしていました。
キットレンズがRFレンズ初のパワーズームというのもそそります。b’s mono-logさんのショールームインプレッションを読んで、実際の挙動が気になっていたのもあり、まずはパワーズームまわりから。

結論から書くと、レンズのズームリングは光学ズームのみ。R50Vボディのズームレバーは光学ズームかデジタルズームをメニューで切り換える方式(排他選択)。また、後述しますがデジタルズームはFHD動画撮影時のみ設定可能で、4K動画や静止画撮影時はデジタルズームは使えず、ボディのズームレバーは光学ズーム制御専用になります。

 

bさんも書かれていますが、キットレンズ(RF-S14-30 IS STM PZ )のズームリングはリング「風」に見せたシーソーレバーです。回し方でズームの速度が2段階で変わり、その2段階もメニューで速度を細かく調整出来ます。

また、スピードは動画収録中と待機中で別々に設定出来ます。(レンズ側の設定ですが、ボディのズームレバーも同様の設定ができます。)
R50 V が市場に受け入れられたら、パワーズームのラインナップも増えると思うので楽しみな機能です。

ので、デジタルズームをオンにするとレンズのズームリングは光学ズーム(14~30mm)、ボディのズームレバーはデジタルズームとして併用出来ます。
ただ、ですね。キヤノンのレンズの仕様上、仕方ないのですが、右方向に回すと広角側、左に回すと望遠側にズームします。
が、ボディのズームレバーは右に倒すとテレ(望遠)左に倒すとワイド(広角)なんですよね。戸惑い中デス。

FHD撮影時の最広角端14mm、光学望遠端30mm、デジタルズーム併用最大倍率。

ちなみにデジタルズームはFHD動画撮影時のみ設定可能で、4K動画や静止画撮影時はデジタルズームは使えないと書きましたが、代わりに(?)静止画(スチル)撮影時は「デジタルテレコン」機能が使えます。

ただ、このデジタルテレコン、RAW撮影時には使えません。JPEG/HEIF記録時のみ設定可能で、2.0x、4.0xのデジタルテレコンです。

EOS R50Vの白眉ともいえるのが側面の三脚穴。タリーランプと合わせて、イマの動画時代を感じさせるギミックです。

縦動画撮影時はメニューも縦表示モードに出来ます。

その時はクイックメニューも縦表示になるなど、手間暇掛かっていて好感が持てます。ただし、Qメニュー以外のメニューは横表示です。

側面三脚穴に加え、軽量(R50V 380g、RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ 181g)なアドバンテージを活かして、マジックアームでの運用もできそうです。

このあたりは近日、いろいろ試してみます。

–Ads–

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.