ローアングル撮影用の低くなる三脚
ピークデザイン プロ三脚 もスチル、動画のハイブリッド三脚
Manfrotto ONE 三脚と 500Xフルード雲台
マンフロットの革新的な三脚の再定義とは
Manfrotto ONEは、マンフロットの新世代三脚。ちょうど1年前の発表時に注目していたビデオ/スチル時代に向けた新しい提案満載のトライポッドです。今年のCP+2026でも少し見てきたのですが、銀一スタジオショップで開かれたセミナーに行って、じっくり?話を聴いてきました。

講師は南雲暁彦さん。彼は昔っからマンフロットをメインに使っているので、良い部分、イマイチな部分含め、よく分かっている方です。

大雨の天候だったのが不運でしたが、その代わり?少ないイスを確保出来ましたし、先着の非売品ノベルティもいただきました(笑)

Manfrotto ONE は従来のトラディショナルな三脚と異なり、異形チューブの脚、脱着の容易な雲台接続部、1箇所で脚の伸縮を制御できる機構、を特徴とします。

Manfrotto ONEは、動画撮影/静止画撮影の双方を高次元で両立させる ONE Hybrid(ワン ハイブリッド)4モデル、スチル特化のONE Photo(ワン フォト)3モデルの計7バリエーション展開ですが、実際の脚部分はほぼ共通で、材質がアルミニウムかカーボンか、三脚単体か雲台セットのキットモデルか、の違いが主です。

ハイブリッドとフォトの違いは、ハイブリッドにはレベル調整機構が内蔵されていること。ビデオ三脚だとボールベースだったり、レベリングベースを搭載している部分ですね。
それ以外の部分は概ね共通ですが、フォトモデルにはカーボンの設定がないこと、センターポール分割機能が無いことが違いだと思います。
ワタシは動画撮影も多いので、検討はハイブリッド一択ですが、ここについて気になる部分があるので後述します。

南雲さんのManfrotto ONE紹介は、ハイブリッド、フォト共通のXTEND 機構(3段の脚をワンアクションで設定出来る機能)から始まりました。どうやら一押しの様子。
三脚の高さ調整は大事だけど手間の掛かる部分で、特にセンターポールのギアエレベーターを持たない(Manfrotto ONEもそうです)三脚では腰をかがめてひとつひとつ調整するのはこの歳になると辛く、ついおよび腰になります(掛けてみました)。

がManfrotto ONEは一箇所のレバー操作で全段の調整がスピーディに実現できます。
この機能自体は SmallRigのFreeBlazerやYC Onion の Pineta Peakなどですでに実装されていますが、マンフロットが採用したというのは大きいと思います。

なお、このXTENDレバーは左右から指を掛けて開くのが正解で下からだと引っかかりにくいものでした。この辺りは慣れるのか、改良されるのか、判断保留中です。

がManfrotto ONEのもうひとつの大きな特徴がXCHANGE クイックリリースシステムと呼ばれる雲台のマウント化。
三脚側のベースとヘッド側のプレートがスピーディに換装でき、ロックもされるという、カメラレンズのマウント部や、アルカスイスに代表されるシュー&クランプの機構を脚と雲台に応用した機構です。
ホントにレンズ交換のような感覚で雲台を換装出来るので、ビデオ雲台とギア雲台を容易にチェンジできるのは素晴らしい。銀一のセミナーにおいても南雲さんはONE Hybridに純正キットのフルードヘッド(500X)とマンフロット伝統のギアヘッド(410)を数秒単位で換装していました。補助スタッフの複数居る現場ならアシスタントがやってくれる部分ですが、ワンオペシチュエーションだとこのギミックは最高に効率的です。
Manfrotto ONEと同時に出た雲台は実は フルード雲台 500X(MVH500XAH)のみで、ONE Photoのキットになっている雲台は3ウエイはXPRO3way(MHXPRO-3W)、ボール雲台はXPROボール雲台(MHXPRO-BHQ2)の既存ヘッド。これにXCHANGE クイックリリースシステムをセットにしたものだと思います。

フルード雲台 500Xは、パン方向、ティルト方向、それぞれにフルード機構が入っていて滑らかなカメラワークを行えるほか、クランク部をワンアクションで垂直に立てることが出来、横位置と縦位置を簡単に切り替えできるのが特徴。
ただ、マンフロットなので(?)プレートは 501PLスライディングプレート規格。雲台はすばやく交換出来てもカメラの交換はプレート脱着が必要なんですよね・・・。

さて、ONE Hybrid 4モデル、ONE Photo 3モデルを一覧にしてみました。ここで気になる部分が出てきました。
耐荷重がONE Hybrid 脚のみモデルは15kgなのにフルード雲台キットだと一気に5kgになっているのです(三脚のみ製品仕様)(フルード雲台キット製品仕様)
これはフルード雲台500Xの耐荷重が5kgとなっているから(500X製品仕様)だと思うのですが、ちょっと勿体ないなあ、と。
また、ONE Photoの最低地上高が10cmとなっているのですが(ONE Photo製品仕様)ONE Photoって、前述のようにセンターポールの分割機能はないと思うのです。なのに最低地上高が10cmというのはなんでなんだろう・・・?
と後で疑問も出てきましたが、セミナーのおかげでManfrotto ONE(特にハイブリッド)への関心は高まりました。うち(大学)の演習室にはちょうど良さそうにも思います。実地で試してみたいところ。

セミナー先着で頂いた非売品のクリアファイル。渋くて良いっす。ありがとうございました。
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