半年間、大学の演習室で試用してきたBenQのカラーマネジメントモニター、SW270Cを年末、自宅に運びました。大学ではiMac ProやMacBook Proで試してきましたが、Mac Pro 2019で使うためです。
デュアルモニターでの使用、接続ポートの考え方、について書いてみます。
ベンキュー社からSW270Cを評価機として提供いただき使っています。モニター機提供以外の利益供与(報酬等)はありません。本レビューは同社に感謝しつつもフェアな視点で書いているつもりです。原稿チェック等はありません、間違いが有ればワタシの責任です。事実誤認や間違いがあれば修正し修正点を明記します(誤字脱字の修正を除く)。
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勤務先から自宅まで70km強のクルマ運搬。セットアップして故障、損傷のないことを確認したら、念のためカラーキャリブレーションの取り直しです。
SW270Cはキャリブレータを内蔵していないので、サードパーティ製のキャリブレーターが必要となります。SW270Cの場合、X-Rite社のi1 Display Pro系、Datacolor社のSpyder系に対応しています。
が、キャリブレーターを接続するためのUSB-Aポートは、モニター向かって左側面にあるので、今回のレイアウトだとポートにアクセスできません。映像系ユーザー中心にマルチモニター構成のひと、多いのでモニター下面手前あたりにポートあると便利だと思うのですが。
のでSW270Cを少し引っ張り出してピボットさせ、キャリブレーターとついでにUSB-Cの他にHDMIも接続しておきます。(なぜ?というのは後述)
モニターって設置時以外は持ち運ぶものではないので、スタンド上部のハンドルは使用頻度低いと思っていたのですが、このようなときにモニターを十数センチ動かすときに便利なんだなあと改めて実感したりします。
このハンドルの手前、遮光フードの天面にあるシャッターをスライドさせてキャリブレーターを通すのですが・・・
i1 Display Pro、通りません・・・USBケーブル外して下から通すしかないので、もうちょっと大きく穴開けておいてくれればいいのに。と思いましたが・・・
遮光フードのスライドハッチ、横方向に捻ると外れます。で、外すとi1 Display Proが綺麗に通りました○。キャリブレーションはおよそ200時間毎に行うのが適正なので、1日5時間使うと40日、土日ヘビーに使うなら1ヶ月に1回、キャリブレーションが必要になります。ので、キャリブレーターをフードの上に置きっぱなしにしておくのもアリかも知れません。
準備が少し面倒なものの、キャリブレーション自体は付属ソフトウエア(Palette Master Element)で、ほぼ自動処理かつ数分で終わります。
キャリブレーション設定は「校正」として保存されるほか、そこから部屋の明るさや必要に応じて手を入れて、ユーザー設定として複数保存することも可能です。
・・・とここまではMac Pro 2019のUSB-C(Thunderbolt3)とSW270Cを繋いで行ったのですが、ここでMac Pro 2019との接続は先ほど繋いでおいたHDMI(Mini DisplayPortでもOK)に切り舞えて、USB-Cケーブルはデスク上に出します。
そうするとMacBook ProなどノートPCがすぐ使えるんですね。
現行のMacBook ProはHDMIポートを持たないTB3オンリーだから、USB-Cだと変換アダプタなしに直刺しできること、同時にSW270Cから給電(60W)も可能なことから、Mac Pro 2019はHDMIもしくはDPで繋ぎ、USB-Cはフリーにしてデスク上にケーブル出しておくのが良さそうです(もうひとつ狙いがあるのですが、それは別エントリーで)。
*Mini DisplayPortで繋ぐときは、OWC 14 Port Dock TB DOCK経由にしています。
という訳で、Mac Pro 2019によるデュアルモニター環境プラスMacBook Proのセカンダリモニター環境を取りあえず作ってみました。
製品サイト BenQ SW270C
SW270Cエントリー
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