ビデオSALON 2020年5月号の見本誌が届く。
特集は「オリジナルLUTの世界」
カラコレじゃ無くてカラーグレーディング、という言葉がトレンドだったのももはや昔、すっかり定着した感のあるグレーディングを象徴するのがオリジナルLUT。LogやRAWのRec.709ノーマライズのLook Up Tableが基本、とか思うワタシはもう古くて、いまや演出としてのカラーグレーディングツールとしてのLUTが主流?らしい。
・・・でいいのかなあと思っていたら、
特集冒頭の森本直也氏、鈴木佑介氏の対談の中で「LUTをInstagramのフィルターのように単なるエフェクトとしてだけ扱う傾向には不安も感じます」という一節があってさすがだと思いました。
あ、今回、雑誌と一緒に映っているのは(mono-logueでは基本、書籍を関係するハードウエアとセットで撮すようにしています)Loupedeck CT。この時書いたように、今号のビデオSALONでレポート書いています。
カラーグレーディング関連用語解説もあって入門者へのフォローも流石ですが、やはりメインは「クリエイターのオリジナルLUT16選」でしょうか。16人のプロフェッショナルが自分の作品と、それに使った自作LUTを語り、そのLUT(cubeファイル)をダウンロードできるという贅沢な構造。
クリエイターによっては、ステップを解説してくれる方も居て、プロセスの考え方を学ぶという意味でも良い教材に。
ページは違うものの、星野源さんやBUMP OF CHICKENのMVを手掛ける林響太朗氏のインタービューも必読です。
林響太朗ポートフォリオ(ムービー)
Loupedeck CTはカラーグレーディングの時にも、アナログ感覚のオペレーションができるのでオススメです。
グレーディングというともう最近はDaVinci Resolveの独擅場のようなムードですが、Final Cut Pro Xでもそれなりに。(Loupedeck CTもFinal Cut Pro Xプリセット搭載しています ← ちょっと挙動に納得いかないところもあるのですが < ビデオSALON誌面に書きました。ワタシの誤解ならぜひご指摘下さい)
そのFinal Cut Pro Xの連載(高田昌裕さんと共著)はPhotoshopのレイヤー構造をタイトルに使う例です。
連載もそろそろ大詰めの予感。
カラーグレーディングの特集と言えば、ビデオSALON(とコマフォト)の玄光社からでた「カラーグレーディングワークフロー&シネマカメラ」
発売開始の時はAmazonで在庫無しになって買い損なって(笑)、本で買うか、電子版で買うか、悩み中(笑)
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