コマフォトこと、コマーシャル・フォト2014年2月号が届いた。
特集は野村浩司氏。(↑表紙はパーカー・フィッツジェラルド)
CDジャケットをはじめミュージシャン撮影にはなくてはならないひとだったが、昨年秋、亡くなった。52歳。ワタシとさほど変わりない歳の方が去って行く。
自分はあとどのくらいで舞台を去るのだろうか、と考えつつ、読んだ。
トピックの中で重要なのは、JACのCM制作見積ハンドブックが10年ぶりに全面改訂された記事。過去のものは本棚にある。これも買わないと。
ただ、普通の形では売ってないので、これJAC会員以外が買うの、けっこう面倒だった気がする。いまはどうだろう?
そして、今月号の記事でもっとも気になったのが、
走りの描写にこだわった気になるクルマCM
リードにあるように、いま、日本のクルマCMは走りカットを重視していない。
それをして日本のクルマメーカーが走りを軽視しているというのはあまりに短絡的だけど、快適性とか、経済性とか、ユーティリティとしての特性訴求がメインになっているのは確か。
そのなかで走りを訴求するCM(海外勢が中心)を解説を含め紹介している。
メルセデス A45 AMG
BMW クリーンディーゼル
レクサス LEXUS GS
アウディ quattro
日本車はレクサスが入るのみ。まあ、訴求ポイントがブランドイメージとイコールになる高級外車と実用車であることを宿命づけられた中堅国産車では、そりゃ広告展開が違って当たり前の話ではあるのだけど、まあ、ちょっとねえ。
知人でもあるフォトグラファー、鹿野さんの連載「一眼ムービーなんて怖くない!」は連載丸2年になって、ついに Da Vinchi Resolve へ。
うーん、フォトグラファーがダビンチを扱う時代なのか・・?
この辺は悩ましいところだなあ。
アップル Color 亡き後、この領域はDa Vinchi Resolveか、AdobeのSpeedGradeか、正直、両方ともまだ発展途上な気がするんだよなあ・・・。
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写真やカメラのことならともかく、専門外の分野にこうした短絡的な思考を露呈して、この書籍の品格を落とすことに直結することに気が付かない編集部ってどうなんだろう。