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精緻な水彩スケッチが魅せる:東京ホテル図鑑 実測水彩スケッチ集

以前、Twitter(旧)で話題になった実測スケッチのホテルレビューが一冊の本になったので購入。
東京ホテル図鑑 実測水彩スケッチ集 遠藤 慧 著  学芸出版社

SNSで見ていたときも魅力的だったけれど、「図鑑」として23のホテル(東京近郊)が纏まると、実測からくる精緻なスケッチとイラストが、より強く伝わってくるのが素晴らしい。

著者の遠藤慧さんは建築の内外装の色や素材をデザインする会社に所属するカラーコーディネーター。ある意味、本職がコンベックスと色見本帳を片手にスケッチブックに描き込んだ精緻な(1/50スケールらしい)平面図。
*遠藤慧さんの作品でもあるので、今回のブログ上の写真は最後の1枚を除き、すべて版元の紹介ページに掲載されたページの写真を使っています。

平面図だけでなくパース図も。ふわっとしたイメージイラストじゃなくてこちらも精緻なスケッチ。調度品やアメニティはブランド名まで入っていています。

さらに室内を構成するパーツを写真チップとして載せつつ、素材とマンセル値による色の記録も。
これをひとりでやってるのですから、なんのために泊まっているのかと(笑)

制作手順を見ると、1/50の正確な図版とペン入れまではホテル滞在中に行って、彩色以降が家での作業らしい。水彩着色した原画を高精細スキャンしてiPad ProとApple Pencilで文字入れを行っていくそうです。Photoshopを使うとも書かれていますね、でも彩色はデジタルじゃなくてアナログなんだ。

東京近郊のホテルを集約した図鑑ですが、他の地方のホテルや海外のホテル篇も見てみたいと思いつつ、とうぶん楽しめる魅力的な一冊でした。

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東京ホテル図鑑: 実測水彩スケッチ集

東京ホテル図鑑: 実測水彩スケッチ集

遠藤 慧
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コメント (2)
  1. srx3224 より:

    こんにちは。いつも楽しく読ませていただいております。
    手書きでありながら精緻なイラスト、引きこまれて速攻で注文しました。
    昔これも食い入るように読んだ妹尾河童氏による「河童が覗いた」シリーズを彷彿とさせますが
    こちらはカラーで、より一層楽しく眺めることができそうです。
    興味深いエントリーありがとうございました。早く手に取ってページを繰りたいです。
    これからも楽しいエントリー、心待ちにしております。ありがとうございました。

    1. saika より:

      うはは、なんか照れます。
      今後ともよしなにお願いいたします〜

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