コマフォトこと月刊コマーシャル・フォト 2018年10月号が発売。
特別付録が機材ガイドなんだけど、そのタイトルが
「一眼カメラで動画の仕事をしたい人のための」映像制作機材カタログ 2018
広告系スチル専門誌のニュアンスが強いコマフォトはもちろん昔から動画も守備範囲で、ワタシがTVコマーシャルフィルムの仕事をしていた頃から、同誌に名前が載るのは嬉しいことだったけれど、「一眼カメラで動画の仕事をしたい人のための」とショルダーが付くのをみると感慨深い。
表紙は初夏に表参道でおこなわれた博報堂の「脳よだれ 2018」との連動。
S/Nの悪いザラザラした画にドキッとする(もちろん狙いです)。
特集は「インスタグラムでチャンスをつかめ!」と、イマ風というか、ひとによってはムッとするようなタイトルだけど、「広告」と表現の出会い方(あるいは出会わせ方)考として、いろいろ考えさせられた。
コマフォト今号のSPECIAL FUATURE フォトグラファー 濱田英明氏もInstagramフォロワー 31万人の屈指のインスタグラマーでもある。
とはいえ、自分にとってInstagramは戦略ツールじゃなくて、てすさびだからなあ。
↑ よろしければ(笑)
そして、南雲暁彦氏の連載、Still Life Imaging は「金属の静物撮影」
キヤノン EOS R の作例はじめ、プロフェッショナルフォトグラファーとしての職業意識とそれを支える技術とノウハウを垣間見られる連載。
回によって、とてもついていけない高度な技法解説回もあれば、比較的ハードルの低い回もあってありがたいです。
ライティングって、奥が深いし、仕事の側面で言えば準備にかけることの出来る時間は有限。照明系に職人気質のプロが多いのも頷ける。
こういう連載、コマフォトらしいなあ。書籍化して欲しい。
映像制作機材カタログ 2018 は冒頭4Pに渡って柳下隆之氏の前説「一眼ムービーに最適な機材の選び方」がいい。
基本的な事柄を俯瞰的に解説していて、このあたりを出発点にするといいよなあと思う。
機材ガイド部分、一眼は
ニコン Z6/7にフジのX-T3が載っているのに、キヤノンはEOS 5D Mark IV、EOS-1D X Mark IIでEOS Rはなし。
〆切の関係と思ったけれど、EOS Rは9/5発表。X-T3は9/6発表(笑)。EOS Rがメディアに対しても先行情報ださなかったのがよく分かる。
その反動?か、コマフォト本誌(左)も機材ガイド(右)も表4(裏表紙)はキヤノン。
方やEOS R を、方やEFレンズを。
当分、キヤノンは2方面作戦を堅持するつもりらしい。
で、この手のガイドブックには珍しく、後半10Pに渡って「動画制作のための企画&撮影 基礎講座」が。
充実のコマフォト 10月号です。
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ビデオSALON 10月号の特集は、ワタシも作例撮ってテキストも書いています。