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旅する三脚。ピークデザイントラベル三脚のギミックとオプション

機内持込が出来て、かつ、脚反転式ではないトラベル三脚、ってありそうでなかったカテゴリーに現れたピークデザインの新型トラベルトライポッド。Peak Design TRAVEL TRIPOD。
ほぼ1か月まえにバーチャルCP+2020として?銀一からデモ品をお借りしてロケに使ったレポートを書きましたが、今回は続編。細かなギミックとオプションパーツについて。

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左がカーボンタイプ。右がアルミニウムタイプ。両者は重量と値段以外は基本、同じ仕様です。公式サイトではカーボンの方が剛性が高いとなっていますが、個人的には余り差は感じませんでした。フルに伸ばしたときはアルミの方がたわまない印象。

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脚はレバー式でまとめて解除すれば全段スムースに展開するのは加工精度の高さを感じて感動的なんだけど、ここまでデリケートな精度だと海岸で砂や砂利を嚙んじゃったときは盛大な擦り傷大会になるのではと言う不安も。
借りものゆえ、砂浜に転がすような真似はしなかったですが・・・。

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このレバーの最上段部分は脚を伸ばすためのレバーでは無く、ちょっと固いロックレバー。で、これを解除すると。

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脚が抜けます。ピークデザイントラベル三脚は5段構造なんだけど、下4段がすっぽり抜けます。

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その抜けた部分に、オプションのウルトラライト コンバージョン キット(4,100円)を挿すと・・

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背の低い軽量三脚にモードチェンジします。
カーボンタイプの場合、1.27kg → 0.77kg
アルミタイプの場合、 1.56kg → 0.85kg へ
全伸高はどちらも58.1cmになるので、大きいテーブル三脚といった感じでしょうか。

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この脚は個人的に萌えます(笑)室内ではこれで使いたい。

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次にセンターポールの下端、ウエイトを下げるためのフック部分を外すと(これがマグネットになっていて落ちない構造なのもしびれますが、そこはスルーして)

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iPhone、スマートホン用のマウントアダプタが内蔵されています。標準で内蔵ですが2,800円で別売りもしています。

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これをプレートの代わりにヘッドに装着すると、iPhone、Androidがマウントできるというギミック。

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ちゃんと水準器はヘッドにあります。

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こんな感じ。ワタシは自撮りしないひとですが、旅先でセルフ撮りたい人には○かと思います。

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仰角、俯角は、このくらい。こういうギミックを不要(過剰)と取るか、いまのニーズを捉えた提案と取るかはそれぞれだと思いますが、ピークデザイン「らしい」のはたしか。

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センターポールを引き抜くと

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センターポールは矢印部分で分割できます。
分割のためにはヘッド部分から六角入れて回す必要がありますが

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そのための六角レンチツールは脚に付いています。プレートを締めるにも使えます。ただ、これ、落としそうなので、外してカメラバッグに入れておく方がいいんじゃ無いかと心配性のワタシは思います。
まあ、別売り(2,100円)しているので落としても買えます。一応。

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で、分割したセンターポールを使うと非常に最低地上高の低い三脚になります。
ただし、前回も書いたようにヘッドは脚の間に収まる構造なので、この状態では仰角俯角とも取れません。パンニングも出来ません。

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ので、少しあげる必要があります。

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借りたモノの使わなかったスパイク フィート セット (4,100円)は地面なら重いカメラ使用時に有効だと思います。ただ、これに付け替えると専用のキャリングケースに入らないというのはどうかなあ(笑)そこまでタイトにしなくてもいいのに>キャリングケース
追加情報
Ringoさんからコメントで、スパイク フィート換装時でも専用ケースに入ると教えて頂きました。
ワタシの試し方が悪かったかもしれません。本来なら追試して記事訂正すべきところですが、トラベルトライポッド(カーボン自体は購入し、届きましたが、スパイク フィートは買わなかったので追試が出来ません。そのため、ここにRingoさん情報を記しておきます。
Ringoさん、ありがとうございました。2020/4/22追記

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ユニバーサル ヘッド アダプター(4,100円)は雲台を変えたいときのアダプタ。わざわざ雲台を変えたいときって?と思います?

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そう、これがあるとギア雲台の運用が出来るのです。ワタシの場合はビデオ雲台を使うニーズもあるし。

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ピークデザイントラベルトライポッド、アルミニウムで53,000円、カーボンで91,000円と、税込み定価は10万円を超える高価なギアになってしまいました。
絶対的な耐荷重剛性感はRRSやジッツオの方が上に思えるので悩ましいところですが、脚を反転収納しない構造ゆえ現場でのセットアップがスピーディなこと、短い縮長と軽さによりカメラバッグに装着することの容易さ、など、現地での取り回しは他のトラベル三脚に較べて圧倒的。
その部分を「買う」なら、現状ベストな選択肢でしょうか。
前回書いたけれど、この三脚は手ぶれ補正や高感度性能によってカメラメーカー自体が三脚なしに云々、と言い始めた時代に、現代の三脚とはを再定義しコンパクトでかつ操作性の高い製品に結実させることで、三脚あると写真クオリティあがるよ、を見せてくれる製品だと思うのです。
ワタシ?予約しています、ようやく4月11日(土)発売です。

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コメント (2)
  1. Ringo より:

    スパイク フィートを装着していると専用ケースには入らないとのことですが、装着しても専用ケースには入りますよ。
    むしろ付け替えていた方が楽に収納できます。

    1. SAIKA より:

      おお、ありがとうございます。ワタシの試し方が悪かったのかも知れません。
      量産型(カーボン)は届きましたがスパイク フィートは買っていないので追試が出来ません。
      本文にのちほど追記いれます。ありがとうございます。

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