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IDEA of Photography 撮影アイデアの極意

フォトグラファー 南雲暁彦 著、IDEA of Photography 撮影アイデアの極意が週明け月曜発売・・と思ったら届きました。Amazonフライング発送?と思ったらコマーシャル・フォト編集部(玄光社)からの献本でした。あー、予約済みなのにと思いつつ、ありがたく頂き、インプレッション紹介。週明けに届く自費購入分はいつか南雲さんにお会いしたときにでもサイン貰って保存用にしようとおもいます(笑)

IDEA of Photography 撮影アイデアの極意(公式ページ)
アイデア オブ フォトグラフィーではなく、イデア オブ フォトグラフィーと読むタイトルに、南雲さんの写真への思考、まさにイデアが込められていると思います。
前書 Still Life Imaging スタジオ撮影の極意(2019)同様に、コマフォトこと月刊コマーシャル・フォトの連載を加筆・修正したもの。印象だけどStill Life Imagingがライティングの考え方から実現への技法を通じて写真を語る本だったのに対し、IDEA of Photographyは超絶技法はほとんどなく、比較的シンプルな技法でぐっとエモーショナルな表現に到るように感じます。我々フツーのユーザーへの敷居を下げつつ、底流に流れるイデアを要求する感じ。

南雲暁彦さんといえば、昔はEOS使いで一緒に仕事もさせていただいたものですが、いまはライカ使いの印象が強い。この写真もLeica M10-P。
ただ、彼の凄いところは職業フォトグラファーとしての長いキャリアもあるのか、機材を選ばないところ。いや、選ぶんです。特定のシステムに固執せず、目的のための最適な道具をメーカーやマウント、フォーマットを超えて選択するんですね。EOS系(とOMのある程度)なら特性も得手不得手も理解している・・みたいなワタシの方法論とはレベルが違います。

この本の中でも(連載時のテーマもあって)様々なメーカー、レンズが駆使されます。ライカもあれば、ラージフォーマット Phase ONEもあり。この写真は SONY α 1とFE12-24mm F2.8GM。家電女子.netさんが書いているアートアクアリウム美術館 GINZAイベントでの写真ですね。(仕事でいけなかった、こうやってみると改めて悔しい)

iPhone撮影の章もあります。(iPhone 13 Pro MAXとキャプションにあります)

しかも、このオフショットをみると、撮影には純正アプリを使っていますね。

ワタシも持っているRF100mm F2.8Lの章もあります。
こういうのをみると自分の機材は宝の持ち腐れ状態ではないかと俯きたくなります。

んでも、やっぱライティングの力が大きいよね、と言い訳じみたことを思っても、屋外自然光でコレですよ。。。
いや、張り合っても仕方ない方なので、もう素直に楽しめばいい本なのですが・・

オフショットというか撮影風景に現れる南雲暁彦さん。写真だけでなく本人もイケメン(イケオジ?)というのはズルイと思います・・。

という訳で、IDEA of Photography 撮影アイデアの極意 のインプレでした。
写真に対する姿勢やイデア、という意味でとても刺激になる本であり、前書Still Life Imagingより技法書としてとっつきやすい分、「参考書」としても好適な一冊だと思います。ええ。

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