コマフォトこと、コマーシャルフォト 2015年4月号(今日発売)の第一特集は THE NUDE
ちょうど1年前の2014年4月号の特集もファッション・ヌードだった。あれ?2013年4月号もそうだ。コマフォトは年に一度ヌード特集を組むけれど、毎年春なんだなあ。
そして、ワタシが関わらせていただくのも、なぜか、ヌード特集号が多い(笑)(去年はMac Pro特集を書いた)
今月号はEOS 5Ds特集に関わらせていただいた。
早朝のニコライ・バーグマン フラッグシップストア。撮影は凸版のチーフフォトグラファー 南雲暁彦さん。
ちなみにキヤノン提供ではない5Ds、5Ds Rの作例が紙媒体に出るのは、これが初めてのハズ。5Dsみたいな解像度はオーバースペックだよね、デメリットもあるし、と思ってた部分もあったけれど(いや、いまも少し思ってるけど)、実際にEOS 5D Mark IIIと較べると50Mピクセルの画のアドバンテージは想像以上だった。
片観音開きページを使った贅沢な写真ページは、5Dsの解像力のみならず、175線でここまで表現できるのか、という驚きも感じるもの。
印刷を知り尽くした(?)フォトグラファーの底力もあると思う。でも、コマフォトの印刷は凸版ではなく共同印刷(笑)。ただし、今回、印刷データを仕上げたのは南雲さん本人らしい。
いや、特殊印刷ではなく、普通の雑誌(コマフォトは比較的高品質だけど)の175線刷りを再認識するという意味でも買い。
EOS 5Dsの新ピクチャースタイル「ディティール重視」がどんな特性を持つのかよく分かる作例と解説。
撮影と解説は、南雲さんを筆頭に、中村雅也さん、小宮広嗣さん、中島孟世さんと、よく仕事をご一緒させていただく凸版スーパーチーム。
ワタシも撮影!ええ、もちろん、作例ではなく現場メイキングですが。
動画ならともかく、スチルではワタシの出る幕は基本、ありません。
でも、今回の特集で比較用に撮られたEOS 5D Mark IIIの作例は、ワタシの「カメラで」撮られたものです(笑)
記事中にもあるように、フォーカス確認には未発売のEIZO ColorEdge CG248-4Kを使用。
把手付き、脱着容易な専用フード付きのCG248はRetina入力対応なのでこういうとき素晴らしく使いやすい。
27inchくらいないとなあと思ってたけど、可搬性、重さ、含めるとスタジオ持ち込みとしてはこっちの方がベターか。
50M解像度を実感するにはこれまでよりヘビー級の三脚、ヘッドが不可欠。シャッターレリーズもワイヤードスイッチを使用。
脚も含め、中判のつもりでの運用が必須か。結果的に、EOS 5D Mark IIIに較べると、ガンダムよりガンキヤノンくらい機動性は落ちるが、それでもガンタンク級の中判カメラに較べれば高機動という言い方もできようか。
ギア雲台も、ワタシの使用するマンフロットの410ではダメで、400を使用。
まあ、そういう部分では、ワタシに向いたボディではないのは明白で、オールマイティ型のEOS 5D Mark IIIの系譜ではなく、超解像度に特化した5Dの亜種と考えるのが正解。
手持ちで撮れないとは言わないけれど、手持ちで使いたいならEOS 5D Mark IIIやEOS 7D Mark IIが幸せになれると思う。
キヤノンの広告自体、Another 5.もうひとつの5D登場。だし。
(もうひとつじゃなくて、ふたつだろ、ってツッコミは止めておく)
で、いろいろ見比べたら、5Ds、5D3と外観の違いがいくつか。
近日書く。
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