iPhone 15 Pro 遂に外部収録に対応

iPhone 15 Pro、いろいろ新機能が喧伝されるけれど、個人的に白眉なのは外部ストレージへの直接映像収録に対応したことだと思う。

コーデックの関係や内部ストレージ（メモリーカード）の速度の関係など、様々な理由から外部収録を可能とする一眼レフ/ミラーレスカメラは多いけれど、そのほとんどはHDMI端子からピュアな映像信号を出力し、ATOMOSやBlackmagic Video Assist等の外部レコーダーで記録、収録を行うもの。
ポータブルSSD等のモバイルストレージに直接収録できるのは、Blackmagicの Pocket Cinema Cameraくらい？
9/15追記
コメントとFacebookで御指摘いただきました。SIGMA fp、fp L、Panasonic Lumix GH6、G9 Pro II、S5IIx、GFX100II　が対応しています。
な現状に、iPhone 15 Proはあっさりと外部ストレージへのダイレクトレコーディングを実現した。

それによって（もしくはそのために）4K60PのProRes 撮影が可能になり、さらにLog撮影も実装。その結果、ACES規格（Academy Color Encoding System）にも適合し、シネマライクな、ではなく、シネマカメラのひとつと自称できる「カメラ」になったと思います。
そのワークフローのための10Gbpsインターフェイスであり、無印iPhone 15とiPhone 15 Proを区別する部分なんだと思います（まあ、タテマエは、ですよね。無印iPhone が480Mbpsでなければならない理由にはならないので）。

これからはiPhone動画は、リグを組んでモバイルSSD等をマウントするのが当たり前になるのかも知れません。iPhoneムービーの強みはコンパクトかつイージーオペレーションだと思っているワタシですが、そんな発想自体「古い」と言われるようになりそうです。

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