銀座ソニービルで始まった 山田久美夫さんの作品展 Flowers – Colors of Light - に行ってきた。
山田久美夫さんは去年、プリントで魅せる写真展を開催されていたが、今回はすべてソニーの4Kで展示するという試み。
PCディスプレイや4Kテレビモニターを使った写真表示自体は決して珍しくはないが、一切のプリントを置かないデジタルな透過光だけの作品展は珍しいのでは無いかと思う。
逆に、プリントと透過光をかなり自覚的に捉えた写真展。
4Kテレビのアスペクトレシオは16:9で、写真は(原則)3:2。
このアスペクト比の違いをどうするのだろうと思っていた。
3:2で表示すると左右に無粋な黒帯が出て、16:9にトリミングすると撮影時の画角とは違う世界となる。トリミング自体は「アリ」と思うワタシだけど、トリミング「しなければいけない」のは違うと思っているので、気になっていた。
その答は、ちょっと洒落ていて、枠、ではなく、粋、だった。
必見。
そして、写真の表示は、静止画のスライドショーではなく、ProRes 4444の4Kムービー。
バックヤードでは某社のPCが7台、QTムービーをループ再生している。
(ソニービルの展示ゆえ、それがMacBook Proだとはとても書けない(笑))
いくつか、技術的に気になった部分があったので山田氏に訊いてみると、やはり本人も気になっていて、しばし、原因に思いを巡らせるも答えに到らず。
今度、検証してみようと思った。
山田久美夫 作品展 Flowers – Colors of Light –
2015.1.30 [金] – 2.19 [木] 11:00-19:00
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え・・PowerMacintoshに、ってなんの写真集???