EOS Mシリーズの専用レンズであるEF-Mレンズには未だマクロレンズがない。個人的にはこれはかなり痛いというか、EOS Mシステムの欠点(あるいは弱点)だと思っている。
このエントリーは、借りているEOS M3とEF-M22mmF2およびマウントアダプター EF-EOS Mを使ってEF100mm F2.8Lを使ったマクロ撮影についてのもの。
EOS M3でのレビューだが、基本はEOS Mシリーズ共通だと思う。
モデルは赤いヤツ、さて、ずごっく寄れる結果となるか?
*この写真はEOS-1D CとEF100mm F2.8Lマクロでのイメージ写真です。今回のリファレンスとします。
EF-M22mm F2 STMの特徴は最短撮影距離が15cmなので、このくらいまで被写体に寄れること。
広角ゆえのパース感もあって、こんな写真が撮れる。
f10 1/60秒 ISO3200 EOS M3 / EF-M22mm F2 STM
なお、このEOS M3は試作機ゆえ、量産型とは異なることがある可能性をご理解下さい。
明るいレンズなので開放だとセンサーの小さいミラーレスとは違うのだよ、と言いたげな深度の浅い画が撮れる。
f2 1/125秒 ISO200 EOS M3 / EF-M22mm F2 STM
Mシリーズのアドバンテージとして、純正のマウントアダプタ(しかも安い)を介すると、EFレンズのほとんどが「オートフォーカスも絞りも」活きたまま使える。
AFで撮影
f2.8 1/60秒 ISO800 EOS M3 / EF100mm F2.8L / EF-EOS M使用
しかも、この画は最短撮影距離のものではない。
最短撮影距離(つまり最大倍率)では、このくらい。ウッディ大尉、逃げて〜の感じ。
f5.6 1/80秒 ISO6400 EOS M3 / EF100mm F2.8L / EF-EOS M使用
ちなみにフルサイズEOSに同じEF100mm F2.8Lをつけて、最短撮影距離から撮るとこんな感じ
f5.6 1/100秒 ISO8000 EOS M3 / EF100mm F2.8L
ほぼそれにあわせて引いたものがこのくらい
f5.6 1/125秒 ISO6400 EOS M3 / EF100mm F2.8L / EF-EOS M使用
これはかなり使いでがあるし、M3のチルト液晶はテーブルフォト(これがテーブルフォトと言って良いのかはさておき)にはとても便利。
とはいえ、やっぱEOS Mがいきなりデンドロビウムになった感は否めない。
やっぱり、EF-Mにはコンパクトなマクロレンズが要ると思う。35mmから50mmで F2か2.8くらいの、単焦点レンズとしても使えるヤツ。
そうするとEOS Mの存在感が引き立つと思うけどなあ。
オマケ
f2.8 1/160秒 ISO500 EOS M3 / EF100mm F2.8L / EF-EOS M使用
という訳で3倍とはいかなかったが、1.6倍にはなった。(APS-Cだけに)
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