コマフォトこと、コマーシャルフォト 2015年9月号が届く。
玄光社で書くようになったのはビデオSALONの方が古く、多いのだけど、読んでいたのはコマフォトの方が古い。
名古屋に居た大学時代、東京の業界に想いをはせ、東京のCMプロダクションで働いていた頃は、今も続くマンスリーのCMセレクションのスタッフリストに名前が出ると嬉しくて。
今月の巻頭フォトグラファーは、モート・シナベル。
アートディレクター出身のフォトグラファー、彼の撮る人物、とても好き。
特集は、マイスタジオ。自前のスタジオなんて、大御所の象徴だったバブルの頃の話・・・な特集ではなく、こんな時代だから、というショルダーが付いているように、フォトグラファーの経済環境が決してよくないいまの時代だからこその、マイスタジオの提案。
CM作っていた頃、自前の(編集)スタジオが欲しいと思っていて、それはノンリニア編集の勃興とPCの驚異的な低価格、高性能化によって(ほぼ)実現したけれど、物理的なファクターの大きい(撮影)スタジオはそうはいかない。
でも、考え方だよね、ということで。
そして、今号を持って、編集長の川本氏が離れる(玄光社の統括編集長になるらしいので、離れるのとはちょっと違うけれど)。
思えば数年前、川本氏に声を掛けて頂いて、アップルストアでEOS 5D Mark IIのイベントをさせて頂いたのが、ひとつのターニングポイントだった。あのときに凸版チーフフォトグラファーの南雲暁彦さんと引きあわせてくれたのが、いまに至るつきあいに繋がっているし、今年はCP+での主催者セミナーにも選んで頂いた。
ありがとうございました。多くの得難い経験をさせて頂きました。
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