マンフロットといえば赤いロゴマークが印象的なイタリアの三脚メーカー。以前よりカメラバッグにジャケット(これは撤退したっぽい)にと、カメラ周辺への展開に意欲的だったけれど、去年の夏、出してきたのがiPad周辺機器ともいえるManfrotto Digital Director。
まあ、簡単に言えばiPadを一眼レフの外部モニターとして使うに留まらず、専用アプリケーションでコントローラーとしても使おうという製品。
当初はiPad Air用のMVDDA13、少し遅れてAir 2用のMVDDA14、現在ではiPad Mini 2、3用のMVDDM14の3機種がラインナップされています。
ワタシが使っているのがiPad Air 2用のMVDDA14。
これらはマウントするiPadのサイズ、厚みによる違いで機能的には同じ。将来的にはフレーム部分の交換で新しいiPadへ対応させたいとのこと。
Manfrotto DIGITAL DIRECTOR(以下MDD)はUSBで一眼レフと、Lightning端子でiPadと物理的に接続される。これがWiFiやBTとは違う操作レスポンスと確実性のポイント。
そして専用のアプリケーション、
この画面はバージョンアップ前に撮ったもの。そう、MDDはハードウエアとソフトウエアの統合された製品ゆえアプリのバージョンアップによって機能が向上する(新バージョンについては後述)
iPad上でプレビューを拡大し、細かなフォーカス操作や絞り、シャッター速度と言った設定を調整できる。
ただ、公式には、対応するEOSは
1DX,1DC,5Ds,5Ds R,5D3,6D,7D2,70D,60D,760D,750D,700D,100D,1200D
となっていて、ワタシのEOS-1D X Mark IIは非対応。
ので、EOS-1D X Mark IIでMDDは使えるの?ってのが今回のテーマ。
MDDに同梱されるカメラ接続ケーブルはUSB2なので、別途USB3.0のケーブルを用意する。
MDDは電源投入の手順がシビアで、順番を間違えるとカメラを認識しないことがある。
iPad → MDD → カメラの順で電源ON。
アラートが(^_^;
一応、互換だけど、公式にはサポート外だから、なにがあっても自己責任だかんね、そこんとこヨロシク(大意)。
という訳で、一応問題なく使えていますが、心臓に悪いので早く公式サポートしてください >マンフロットさま。
アプリもカメラを正しく認識しているみたい。
こまかなコントロールと大画面プレビューが便利で、こういう撮影のときは愛用。シャッターレリーズをiPadからできるので、カメラブレが起きないのも◎
撮ってそのまま転送(JPEGのみ)してくれるので、ポストビューが早いのも実用的な部分。
アップデートされたバージョンでは、タイムラプス制御や、マンフロットのLykos LEDライトをBluetooth経由で調光補正することもできる(LEDライトについてはCP+2016のデモ展示でみただけで自分では試せていません)。
今回のモデルは、スーパーロボット超合金 ジャイアントロボ THE ANIMATION VERSION
個人的にはロボットものは、デザインも演出も、これが頂点だと思っています。
ま゛ (閑話休題)
ちなみにMDDとあわせて使うとものすごく便利なのが、同じマンフロットのフリクションアーム 244Micro
MDDの背面には太ネジと呼ばれる3/8inch 三脚穴があいていますが、その両脇には回転防止機能用の穴があいています。
普通に三脚ねじ込みだけだと曲がったり回ったりしますよね、その対策。
で、244Microの先端は3/8オスネジと、回転防止用のツメが付いていて、MDDを繋ぐと
回ったりせずにきっちりと固定できる仕組み。マンフロットのシステム三脚には対応するものが多いです。
ただ、このツメ付き3/8オスネジだと他社製品への汎用性に欠けるため、逆側は通常の細ネジ(1/4inchネジ)になっていて、クランプに両方のネジ穴が切ってあるという細やかな仕組み。
ので、こんな風にミラーレス程度ならベランダ手すりにマウントできるのです。
(念のため書いておきますが、ストラップを1度外してベランダ支柱をくぐらせて再度カメラに装着し、万が一の時にもカメラがベランダから外側には落下しないように対策しています。)
フリクションアーム自体は他社からもっと安価なものも出ているのですが、ワタシがマンフロットの244を2セットももっているのはこういう理由があるからです。
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TAMASHII NATIONS スーパーロボット超合金 ジャイアントロボ THE ANIMATION VERSION 約150mm ABS&PVC&ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア