展覧会や写真展に行くのは好きだ。WEBでネットワーク越しに見る絵や写真も好きだけど、小さなギャラリーや大きな美術館、それぞれの空間に置かれた作品は、その場所の空気をまとっているから特別なものとして伝わってくる、から。
兎村彩野さん、国分真央さんの 二人展 INNOCENT WALTZ に行ってきました。
(終わってからブログ書くので宣伝にもなんにもなりませんね。ごめんなさい)
フォトグラファーの国分真央さん
イラストレーターであり、アートディレクターでもある兎村彩野さん
ふたりの作品、と合作(コラボ作品)からなる展覧会で、15センチ四方のスクエアなプレートに統一されていました。
国分真央さん(はじめまして、でした)は、Instagramのフォロワーが8万人に近いフォトグラファー。
ネット時代に急成長していくフォトグラファーって、HDR過剰な実写版クリスチャン・ラッセン的な・・・偏見があったりするのですが、彼女の写真は、やさしく、柔らかく、それでいて甘すぎない写真でした。
フォトグラファーが写真展、というと、ネットや印刷ではないプリントの魅力を見せたいと思うのは当然で(あるいは必然で)大きな印画紙出力になっていくと思うのですが(ワタシがやってもそうなると思う)、彼女の作品は15センチの小さなスクエアのなかに非光沢で展開される光の画、でした。
兎村彩野さんは、乃木坂の女社長に紹介されて1度だけみんなでご飯を食べてからファンになったイラストレーター/アートディレクター。
彼女のアートワークももちろん素敵なのですが、ファンの部分は実は彼女の書くテキスト。
USAMURA magazine は、ブログでも日記でもない、とても上質なコラム集だと思います。
さて、あえて書きたいのが作品のフォーマット。
15センチ四方(正確には152mmらしい)厚さ21mmのプレートは、非光沢なのにマットな表面ではなく不思議な手触り。
壁にぴったりと展示されていたので、プレートを両面テープか何かで固定していると思ったのですが訊いてみると違いました。
一体成形されたプレートの背面にはフック用達磨穴
さらにスタンド用孔と棒も用意されていました。
そう、この作品群、このままのかたちで買えるのです。
特設販売サイト。
オーダー分を制作するかたちなので、展覧会中に売約済みのシールもなく、シンプルな展示のみ。
あ、でも、販売は明日までの限定らしい。ギリギリですみません。(作品ギャラリーとしては閲覧可能)
小さなプレートが貼られた研究室の白い壁、って、たぶん、いいですよね。
と、そこへ現れたのは、兎村さんを紹介してくれた乃木坂の女社長こと、ぴちきょさん。
なにやら動画を撮っていましたが、まだ公開はされていないようです・・・。
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