量販店に行くと膨大な数に圧倒されるiPhoneケースだけど、iPhone Xs Max用のものはまだ少ない。まして気に入ったモノは・・と思ったら、デザインと質感が実にワタシ好みの革(イタリアンレザー)ケースと巡り会った。
台湾のn.max.nのiPhone Xs Max用革ケース プロトタイプ。周囲を取り囲むステッチと背面スリットが印象的なケースです。
出会いはもう2ヶ月も前、杉山さくら(サクラスリング)さん、KEN3TV/細井研作さんとトークショーに呼んでいただいたiPhoneケース展 2018の会場。
自分の写真も展示頂いていたし、ケース展もじっくり見たかったので早めに会場イン。
その時、ブースを出していたのが台湾の革ケースメーカー、n.max.n。
とても質感の高い製品群のなかでも気になったのが、このiPhone Xs Max対応ケース。
いろいろ触り、質問しつつ、欲しくて値段を訊くと、試作品というかプロトタイプで価格どころか製品も決定では無いと。
残念そうにしていたのが過剰に伝わったのか、ワタシを紹介し、同伴してくれていたのがiPhoneケース展のプロデューサー、弓月ひろみさんだったからか(多分後者)、「Gift for You」と。思わず、「え?」と(笑)
という訳でそれ以来、ワタシのiPhone Xs Maxは、プロトタイプガンダム(違う)となったのです。
2ヶ月、毎日、使い続けた印象を、レビュー的に書いておきます。
プロトタイプゆえ、n.max.nのウエブサイトにもこの製品は載っておらず、正式な製品名も分かりません。デザインテイスト的には、iPhone X/7/8+/7/8用のn.max.n No.740に近い系譜でしょうか。
カメラにあわせてくり抜かれた孔は、特にリング等でエッジ補強されるでもなくシンプルに切り抜かれています。
下部はNo.740同様に折り返しフラップをボタンで留める構造ですが、ボタンヘッドは見せない意匠に。
周囲を取り囲むステッチは、見た目だけのモノではなく、前後の革を本当に縫い付けています。手縫いだと言っていました。
特に蠟引きしているようには見えず、経年劣化による摩耗が心配だったのですが、60日連続使用段階ではなんの劣化兆候も見えません。
写真は使い始めて数日後、いまはほんの少し、色が濃くなってきた感じです。
内張りは起毛素材になっています。
製品タグにシリアルナンバーが入っていて、1点モノだと主張します。イタリア、トスカーナのレザーらしいです。
iPhoneの挿入方法。
余裕あるように見えて、革が締まるのか外すのはけっこう難儀でした。
カメラ部のホール。
ステッチを外側と内側から。
下部のエッジ部は折り返して別パーツになっている感じ?
優雅なラインを描くスリットはカードスリットでもありますが
標準的なカードはこのくらいはみ出るので、クレジットカードというよりは駐車券や列車の座席指定券と言ったテンポラリーな用途に使うのが良いと思います。
このステッチはデザイン上のアクセントになっているだけでなく、持った時の滑り止め効果も高く、手から取りこぼしたり、胸ポケットから滑り落ちることがほぼ皆無になりました。
これ、市販が始まったら、自信を持ってオススメに値すると思っています。
このところ、iPhoneケースは100均のようなものか、超高額なものかに二分されて居るように思いますが、n.max.nは渋くデザインと質感を訴求するレザーケースです。
値段次第ではあるものの、超お薦め。
写真はすべて EOS R
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