Space, the final frontier.と始まれば、条件反射のように血がたぎる、それが、スタートレックだと思う。
映画「スタートレック」のジャパンプレミアに招待されて行ってきた。
新宿コマ劇場(いまはコマスタジアムとかいうらしい)前の広場、大昔はちょくちょく行っていたこの広場に巨大な黒テントが建っていた。
あとで、多くのタレント達が応援と称して登場するのだが、個人的にはまったく興味なし。
ただ、チャン・ツィイーが現れたのにはちょっと驚いたな。
試写会会場は新宿ミラノ座。
予定では19時からセレモニー、20時20分から上映だったのに、上映開始は21時。
段取り悪すぎだ。
オープニングで黒幕が取り払われると、ミラノ座の前に現れたのはなかなか巨大なUSSエンタープライズ。
以下、映画の感想をネタバレにならないように書くが、それでもわかる人には読めてしまうだろう。
ので、トレッキーの人は読まない方がいいかも。
J.J.エイブラムスが監督と言うことで、期待もあったが不安も大きかった(笑)
まして「リ・イマジネーション」とか言われると、不安は更につのっていた
が、思った以上に面白かった。
というか、スタートレック映画の中では屈指の出来かも。
冒頭数分で一気にたたみかけるUSS Kelvinのエピソード以外には、泣かせも無し。
カーンの逆襲とか、好きなスタートレック映画だけど、やっぱあのシーンは泣かせが過ぎて好きになれない。
泣かせの問題と言うより、スタートレックに涙は似合わないと思うのだ。
スタートレックは主人公が、ではなく、作品全体が楽天的で前向きな世界観だと思う。
以前も書いたが、
オリジナルのTVシリーズでのカーク船長は、思慮深く「なく」、直情型だったなあ。
彼だけでなく、ストーリー全体の楽観主義的なトーンに、おいおいと思いながらも、それがスタートレックだったんだと、いま、思う。
どんなことがあっても、立ち止まることをしない、理想主義。
古き良き時代の産物でしょ、というのは間違ってると思う。
スタートレックが始まったのは冷戦まっただなか。キューバ危機を経て、ベトナム戦争が始まった頃。
その中で、米国人、東洋人、ロシア人、黒人の混成でなるブリッジをみせた理想主義が、スタートレックなのだと思う。
それは、ジーン・ロッデンベリーの信念なのだろう。
だから、この映画「スタートレック」の終わりに、(そして、はじまりに)ジーン・ロッデンベリーのクレジットが現れたとき、思わず泣きそうになった(笑)
若き日のカーク、スポック、そしてマッコイ。
文句なくお薦めのスタートレック映画だと思う。
帰る頃、雨が降り出した。
そう、やっぱりエンタープライズは「雨中」だよね(笑)
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「雨中」・・・勉強になりました(笑)サスガですっ!
若き日のスポックは見たいですね。
家にスポックのフィギュアもあるので笑。
スタートレック映画なら The Voyage home が
好きです。こちらもスポックですけど笑。
「スター・トレック」これは、傑作!
[スタートレック] ブログ村キーワード
記事投稿日時 2009年5月14日1:05
※上映開始日を投稿日時に設定。上映開始1週間後まで固定。
1966年の初放送以来、5本のTVシリーズと10本の劇場映画が製作され、40年以上に亘って我々を楽しませてくれた偉大な“宇宙活劇シリーズ”が、まったく新しい世界観≪リ・イマジネーション≫で帰ってくる。しかも製作・監督はあのJ.J.エイブラムス!「スター・トレック」(パラマウント ピクチャーズ ジャパン)。さあ、一体どんな冒険を見せてくれる…
映画:スタートレック 「復活」を超越した「リ・イマジネーション」。
一度死んだシリーズが「復活」というだけでは言い足りない、極めて優れた「リ・イマジネーション」。
(どう死んじゃったかは、2006-10-12アップ「コンテンツの成長と衰退を考えさせられる 〜 ENTERPRIZE 最終回(STARTREKシリーズ)」を読んでいただければ良いかな?)
主人公二人のぶつかり合いからドラマがヒートアップし、運命に突き動かされる。
それは彼らを形成してきたバックヤードがしっかり描かれることで成立している。
この結果、初代シリーズにそれほど思い入れのない私でも一気に引き…
「スター・トレック」大画面で見たい!宇宙に飛び出す若きエンタ…
「スター・トレック」★★★★
クリス・パイン 、ザカリー・クイント 、エリック・バナ 、ウィノナ・ライダー 主演
J・J・エイブラムス 監督、2009年、126分、アメリカ
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