ステルスマーケティング(ステマ)に始まったネットの広告問題、いや、広告の問題と言うより、カネの問題と言うべきかもとは思うけれど、このブログを運用するにあたっての広告、宣伝、的な記事の扱いについてせっかくなので考えてみました(2017年6月9日時点での考えです。考えが変わったら書き直します)。
最初に結論だけ書くと、ギャランティの発生した記事はタイトルに【AD】advertising、【PR】public relations、【SP】sponsoredを必ず入れています。どちらかはクライアントの指定(指定が無い場合は自己判断)に準じています。明確な使い分けはありません。
同時に指定されるされないにかかわらず、本文中で関係性の明示を行っています。
それ以外のモニター(貸与)、サンプル提供(贈与)等の場合は、本文第3パラグラフまでの間に関係性の明示を行っています。理由は後述しますが、表記ポリシーは以上のかたちです。
(この数年以内の記事はすべてそのスタイルですが、それ以前のものでは不十分なものもあるかもしれません。すみません)
HPは持っていたものの、ブログへは長らく参入せず、mixi日記で気が済んでいたワタシが、当時のmixiの仕様では日記の公開範囲が個別に設定できないため、モノ系日記のアーカイブとして、無料のココログフリーで書き始めたのが、初代mono-logue。いま見たら2006年6月の話(最初のエントリーはポルシェデザインの財布)でした。
その後、容量その他の問題から約1年後に有料プランに移行し、現在のmono-logueに。
現行mono-logueもちょうど10年になりました。
当時書いた運用ポリシー このブログの正確性について で以下のように書いています。
本文中に、広告的なもの、アフェリエイトリンクは含まれません。
–ADS–ライン以降には、アフェリエイトリンク、アドセンス広告が含まれます。
あわせてご了承くださいませ。
自分がテレビCMディレクターだったせいもあると思うのですが、ワタシは広告という表現メディアが大好きで表現を支える重要なモノと思う一方で、広告はコンテンツの外側にあるべきものとも思っています。
本文でEOS 5D Mark IVのスペックのことを書いていて、その「EOS 5D Mark IV」部分をクリックしたらキヤノンの該当製品ページに飛ぶべきで、Amazonのアフェリエイトリンクに飛ぶべきではないと思っています。いや、あくまで自分の運用ポリシーであって他の方のやり方はそのひとが決めればいいと思っていますが。
じゃあ、アフィリエイト自体貼るなよ、という意見もあるでしょうが、その発想にはくみしません。皆が、自分の才覚で稼げばいいと思っています。でも、タイトルクリックしたら中はプレスリリースのコピペで感想コメントもなくアフィリエイトのみってのは勘弁して欲しいなあ。
タイトルに【AD】【PR】【SP】も同じで、結局は読者に対してフェアかアンフェアか、なのだと思っています。ワタシはブログを書くのは自分のため(笑)であって、読者のために書いてるなんてマッタク思っていないのですが、読んでくださっている奇特な方々にはフェアでいたいと思って書いています。
そうそう、フェア、アンフェアで言うと、冒頭の【AD】【PR】【SP】表記についてとある方と話していて、
「でも、ギャラじゃなくて製品もらったり、あご足つきの取材はタイトルに【AD】【PR】【SP】つけるべきじゃないの?」という流れになっていろいろ考えました。
たしかに高額な製品は報酬とも言えるし、食事が提供されるとか、製品を借りられる、というのは、インセンティブとして機能しやすいし、提供側には宣伝して欲しい、という意図がある場合もある、いや、ビジネスしてるのだから、あって当然でしょうし、正当でしょう。
ただ、それを即【AD】【PR】【SP】とすると、ワタシが自分の大学のイベントを書いても【AD】【PR】【SP】になってしまうのですよね・・・。
ので、mono-logueの(現在の)ポリシーとしては
・ギャランティの発生した記事はタイトルに【AD】もしくは【PR】【SP】表記
・それ以外の貸し出し、提供、インセンティブについては第3パラグラフまでの間に関係性の明示
というスタイルで行っています。
この問題、究極的には誰が書いたのかが固有のタグで埋め込まれ、この筆者キライ、とか、ステマ、と押すと表示されなくなる世界がくるまで続きそう。それはひとつのディストピアでもあるけれど、個々のユーザーに決定権(判断権)があるならば、グーグルやFBといった「誰かが」裁定するよりはマシな気がするのです。
あ、サイカのダジャレは見たくない、って?ああ・・・_| ̄|○
2017.06.09. mono-logue
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