NAB2014で発表になったG-Technologyの新型ハイエンドストレージ、G-Speed STUDIOとG-RAID STUDIOがAfterNABの会場で、日本初公開。
もう、Mac Pro大好き、って気持ちが伝わってくるデザインに、ちょっとおいおいと思いつつも、G-Technologyの創業者(?)が、元アップルで・・・とか聞くと、なんか許せるのが不思議(笑)
という訳で、アンバサダーの立場を利用して(?)ブースでいろいろ触らせていただいたのでレポート。ただし、結論から言うとフォーマットの関係から実際の実力は計れなかった(後述)
G-Speed STUDIOは、G-Speed の流れを組む4発RAID。同社の4発RAIDはThunderbolt対応のモノが無かったので、今回、ついにThunderbolt4発RAIDがG-Technologyのラインナップに加わることになる。
4発なので、RAIDは0,1,5,10に対応。
そして、先行したG-RAID Thunderbolt等と大きく異なるのは、
・ハードウエアRAIDであること。
・搭載するドライブはエンタープライズ級であることが明記されていること(USSはつかないw)
G-RAID STUDIOは、G-RAIDシリーズらしく2発RAID。RAIDモードは、0,1,もしくはJBOD
G-SPEEDと違い、G-RAIDにはすでにThunderbolt搭載モデルがあるが、これがディスコンになってSTUDIOに置き換わるのか、併売なのか、明確な答は得られなかった。
G-RAID ThunderboltはソフトRAIDだが、G-RAID STUDIOはハードウエアRAIDかつエンタープライズドライブ搭載が明記されているので共存は可能と思う(価格差にもよるが)。
今回、ドライブは専用のマウンターにマウントされている。一般的な横方向ではなくDataTale RAIDと似た構造の縦方向懸架。
このマウンター。先日発表されたG-RAID Removableと同じもの。(ただし、G-RAID Removableは通常のドライブで、エンタープライズ級ではない)
このマウント金具が別売されるかどうかは訊いてみたが分からないとのことだった。
G-Speed STUDIOのフタは金属製。ボディ自体は外装がエンジニアリングプラスティックで内部に金属製のフレームがある構造だった(G-RAID STUDIOはフタも含めエンプラ)。
G-Technologyのドライブは金属ボディがデザインアイデンティティだと思っていただけにちょっと驚いた。
スタック出来ないデザインになったこととあわせ、ネガティブなひとも出るだろうなあ。
でも、エンプラボディになったプラス面もすでにある。
このリアの持ち手。廃熱スリットと一体になった持ち手に手を掛けることで、デスクトップでの移動が楽、かつ安全になった。
(もっとも、もう少し深めにえぐって欲しいのと、スリットが金属で無くプラなのは惜しい)
リア下部に電源ボタン、Thunderbolt2ポート(X2)、ケンジントンロック、そしてRAIDトラブル時のアラート消音ボタンがある。(これは地味に嬉しい)
底面から空気を入れ、上方向に流すエアフロー構造。
肝心の速度だが、なんと日本に1台しかない(5/22段階)G-RAID STUDIOはRAID5でフォーマットされていて、さらに、RAIDコンフィグレーションを変更するツールは、まだ日本にない!ということで、G-RAID STUDIOの最高速を見ることは出来なかった。
仕方なく、RAID5時のベンチマーク
まあ、RAID5でこのくらい出れば悪くない、ともいえるけれど、RAID 0の実力を見てみたいもの。ちなみにカタログスペックは12TBモデル、16TBモデルで660MB/s。24TBモデルで700MB/s。
現在、HGSTのエンタープライズ級ベアドライブで1台6TBのものはUltrastar He6しか存在しない。ということは、G-Speed STUDIOの24TBモデルは少なくとも当初はUltrastar He6、ヘリウムHDD搭載であることは確実だと思う。
(日本にある唯一のG-Speed STUDIOは12TBモデルだったので、そこは確認できず)
手元に検証機が来たらRAID0での速度を含め、レビューします。
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まだ、G-STUDIO系は出ていない