なにもそんな小出しにしなくてもイイと思う。つい先日、10GBストレージ保管機能を終了を発表したばかりのキヤノンのクラウドサービス、image.canonが、今度はクラウドRAW現像のサービス終了のお知らせを出しています。
クラウドRAW現像サービスは、対応カメラから「image.canonに送信して、クラウドでディープラーニング技術を活用したより高画質な現像処理」するサービス。ボディの演算処理能力を超えた高画質な画像処理を謳うという着想はいいサービスだと思うのですが、利用者が少なかったのか、企業風に言えば10GBストレージ保管機能部門に続き、ふたつめのリストラクチャリング。10GBストレージ保管機能は無償サービスでしたが、クラウドRAW現像サービスは有償サービスとして収益化が期待されていたはずですが、アテが外れたというところでしょうか。
個人的には有償もさることながら31日間で80枚までというサブスクの使いづらさ(10枚100円とかの従量制なら敷居は下がったと思います)に加え、
対応機種にRAWを過剰に(失礼)信奉し、現像にお金を出しそうな大票田であるEOS R5が入っていない時点で、ターゲット設定もペルソナ設定も失敗してるじゃん、と思っています。
これでimage.canonは、主要な6大サービス機能のうち2つから撤退。このままシュリンクしてサービスを継続する緩やかな撤退戦を行うのか、あっと驚く新サービスを投入して巻き返すつもりなのかは分かりませんが
昔、SONY α もアプリのインストールで機能拡張をしばらくやって撤退したし、あんな優れたカメラを作る大企業の秀英たちが、ことネットとの親和性のある機能拡張に有効打を打てないのは、厳しいものだなあと思います。
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