NAB Show 2024で、Other World Computing (OWC)が新しいポータブルSSD、Envoy SSDを発表していますが、高速大容量なのに重量は44.57gと、単3電池2本(46g)より軽いという新世代のモバイルSSDです。
今年のNABでOWCは、CFexpress 4.0 Type Aカードを発表した他、既存製品のEnvoy Pro Elektronに4TBモデルを追加、Envoy Pro miniに2TBモデルを追加しましたが、インパクトはこの小型軽量のSSDでしょうか。なにしろ重さ44.57g、単3乾電池1本が23g(パナソニックのアルカリ乾電池の場合、ニッケル水素乾電池、例えばエネループだと28gと重くなります)と単3電池2本分より軽い計算。
同じOWCのEnvoy Pro Elektronも手のひらサイズでコンパクトで軽い(そして速い)SSDでしたが、Envoy SSDは一回り小さくなって、重さは半分になりました。
そしてだからといって遅くなっていないどころか、サーマルスロットリン グを制御しながら継続速度1000MB/s を実現と公称しています。瞬間最大速度で高速なポータブルSSDは多いのですが、熱対策(製品に寄ってはキャッシュの問題)でピーク速度が持続しない製品も少なくありません。とはいえ購入前にそれを調べるのは難しいのですがOWCのEnvoy SSDはメーカーがサーマルスロットリングのコントロールと1000MB/sの持続速度を謳っている部分には期待できそうです。
ちなみに既存製品のEnvoy Pro Elektronはワタシも常用していて手軽で高速(ただし最高速ではない)なポータブルSSDとしていつもテクポーチに入っているのですが、この重量は89gでEOS R5のバッテリー(LP-E6NH)1本と同等(本体のみ80g、キャップ込み83g)と思っていますが、
Envoy SSDはEOS R カメラの ボディキャップとレンズリアキャップ1式とほぼ同じ重量になるハズ。
これで2TBですからねえ(1TBモデルもあります)。
ちなみに価格は 1TBモデル 26,000円前後、2TBモデル 47,000円前後(ともに税込)。
これではOWC Envoy Pro Elektronを選ぶ意味がないと思ったアナタ、それはちょっと違います。
速度性能は似たようなもののEnvoy Pro Elektronですが、P67 準拠 の防塵・防水性、堅牢性、耐衝撃性というヘビーデューティというかタフなSUVモデルなので(すみません、新車納車前で発想がクルマ的になっています)、落としたり濡らしたりする可能性のあるロケに持っていくなら、コッチだと思います(笑)
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