EOS 5D Mark IVはCFとSDのデュアルスロットだから比較的安価なSD系カードが使えるのがいいし、EOS 5D Mark IIやEOS 5D Mark IIIユーザーは資産としてのCFカードが使えるのも移行しやすい。(その分、CFastはEOS-1D X Mark IIのみになっちゃった訳だが)
とはいえ、CF/SDならなんでも良いわけじゃなく、遅いカードは当然パフォーマンスが落ちる。4K撮影時にはそもそも遅いカードは使えない。どのカード買えばいいのよ?と訊かれることも多いので試してみた。
もちろん、公式には以下の通り。
EOS 5D Mark IV ムービー撮影時におけるカードスペック要求表。
4Kムービーの要求が厳しいのは想定内だけど、ALL-Iの動画やハイフレームレート動画のときのカードスペックも高め。
手持ちのCFカード、SDカードで実際に4K動画を撮って試してみた。
SanDisk Extreame Pro 128GB 100MB/s UDMA7
SanDisk Extreame Pro 64GB 90MB/s UDMA7
SanDisk Extreame Pro 32GB 90MB/s UDMA6
東芝 EXCERIA PRO 64GB 240MB/s SDXC II UHS U3
Lexar Profesional 64GB 400x(60MB/s) SDXC I UHS-I U1
Transcend SDHC 16GB
SanDisk Extreame Pro 8GB 95MB/s UHS-I U1
*赤字部分が要求スペックを満たさない
テストは三脚固定したEOS 5D Mark IVに上記カードを入れ、4K/30P(4096×2160/29.97fps)で撮影。各2回撮影。それぞれ3分間正常に撮影できた場合◎。1回でも止まったら追試することにする。
メモリーカードが追いつかないと左のような警告が出て数秒で止まる(右)
結果
SanDisk Extreame Pro 128GB 100MB/s UDMA7
◎ EOS-1D C用に使っていたカード、もちろん問題なし
SanDisk Extreame Pro 64GB 90MB/s UDMA7
◎ EOS-1D C用に使っていたカード、スペック的にはギリギリ保証外だが実用上は問題なかった。
SanDisk Extreame Pro 32GB 90MB/s UDMA6
◎ EOS-1D C用に使っていたカード、UDMA6でスペック的には保証外だが実用上は問題なかった。このカードのみ念のため6分回した。
東芝 EXCERIA PRO 64GB 240MB/s SDXC II UHS U3
◎ さすがというか逆にこのクラスが必要というか
Lexar Profesional 64GB 400x(60MB/s) UHS-I U1
× 正直、ぎりぎりいけるかと思ったけれど最初のテストで2回とも×
Transcend SDHC 16GB
× 想定通り、最初のテストで2回とも×
SanDisk Extreame Pro 8GB 95MB/s SDHC UHS-I U1
◎ Lexerと異なり、余裕でクリア。ただし、8GBでは1分半強が収録時間の限界なのでカードフルまでの収録テスト。
*あくまで自分で保有するカードでのテストなので、同型カードでの結果を保証するものではありませんが、まあ、こんな所かと思います。
–ads–