自分がMacユーザーだから多少のバイアスはかかってるとは思うものの、EOS 5D Mark IIを筆頭とするEOS Movieの動画編集は、簡単にやるならiMovie09(AIC)、本気でやるならFinal Cut ProでProResハンドリングというのが最適解だと思う。
ただ、その場合でもProResへのトランスコーデックはなにで行うのがいいの?QT 7 とQT X でカラープロファイルの扱いが違うよね、とか(このあたりは先日アップルストア銀座、コマーシャルフォト/ビデオサロン主催のMashup Photoセミナーでyamaq氏がかなり突っ込んでいて勉強になった)悩ましい部分がすくなくない。
いや、そもそも、FCPの既存ユーザーならともかく、EOSの動画編集に手を出すためにFCPを買った新規ユーザーにとって、マニュアルに載っていない、H.264を読み込んで、必要な部分をProResにトランスコーデックしながら書き出して、再読込して・・・ってわかりにくく、無用なハードルになっているはず。
と思っていたが、まさかキヤノンが自ら解答を出すとは正直思っていなかった。
EOS MOVIE Plugin-E1 For Final Cut Pro
3月下旬よりβ版 無償ダウンロード予定
高野氏がツイートでコメントされたように(余談だが、このニュースが出た直後、twitter上で高野氏、yamaq氏、J,K氏(名前出していいのか迷ったのでイニシャル)、ワタシ等でコメントの応酬があってリアルタイムメディアの凄さも実感)、MXFではないEOSファイルを「切り出しと転送」フローにのせても速度的メリットは期待できない(と思う)。
が、ワークフローの簡略化の意味は大きいし、さらに特長に書かれている
・TC、リール名、メタデータのProRes埋め込み
がホントなら、実用上も大きなメリットがありそう。
一方、yamaq氏の言うカラープロファイルの読み込みに対しては
Final Cut Proが6.0.6および7になっていることを思うと、そこはスルーかなとも思う。
とにかく期待。
そういえば、EOS 5D Mark IIの24P対応ファームアップも春予定でしたね。
楽しみ楽しみ