コマーシャルフォト/ビデオサロン主催のMashup Photoセミナー(Apple Store 銀座シアター)に行ってきた。開演30分前にはほぼ満席。開始時には多くの立ち見が出る、相変わらずの関心の高さ。
今回の話し手は、フォトグラファーの宮原康弘氏と、映像エンジニアの山本久之氏。
宮原氏はアマナ系の撮影会社アキューブを率いるフォトグラファーゆえか、今までになくスチル系の観客が多い印象。これまでは映像系の観客が多かった印象なので新鮮。
山本氏は言わずと知れた、yamaq blogの方。昔から密かに愛読させて頂いていて、去年からはtwitterでもお付き合いさせて頂いているポストプロダクション系ノウハウのカタマリで尊敬している。実際にお会いするのは初めてだったにもかかわらず、突っ込んだ話を楽しくできたのはtwitterのおかげか。
twitterはビジネスマンの新常識とか乗り遅れるなみたいな風潮には閉口するが(個人的にはそんな勇ましいお題目は要らないと思ってる。楽しいか、性に合ってるか、でいいじゃん)、人見知りなワタシ(本当だってば!)には、おつきあいを円滑に拡げる性にあった環境になっている:閑話休題。
昔、EOSを使った人形アニメーション コマ撮りシステムを某大学に構築したときEOS UtilityによるMacからのコントロールをおこなったが、その進化形ともいえる動画撮影をEOS Utilityで行うシステムはとても魅力的。
ただし、昔もそうだったが、プレビューを見ながらの微妙(かつレスポンスの良い)フォーカス制御をどう行えるか、が、今後この手のシステムの肝になると思う。リモートで反応のリニアなフォローフォーカスが欲しいなあ。
各フェーズでの色温度及び色空間の差違に対する考察も良かった。印刷を前提とした5000Kでのキャリブレーション環境とは異なり、最終表示デバイスの色温度がまちまちな動画におけるモニター色温度は、もっと議論されるべき問題と思ってる。スチル系のプロと映像系のプロは、同じプロでありながらも、それぞれ長けた領域が違い(一見似ていながら違う事象など)誤解の罠も多い。YUVしかりだし、セットアップが7.5IREか0IREかもそうだ。ん、EOS Movieは・・・。一般的なPCユーザーが6500Kかといえば、もしかして違うんじゃないのかな、ってことも含めて。
ちなみにうちのLCD2690WUXi2は、いまはD65のガンマ2.2で運用している。
宮原さん、山本さん、お疲れ様でした。
コマフォトのKさん、ビデオサロンのIさん、Hさん、ありがとうございました。
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リアルなSAIKAさんにお会いできて光栄です。
twitterやblogで「予習」していたので、いきなりネットでの話題の続きをはじめられたような感じでした。実際にお会いして、話しやすい方だったので、さらに安心しました(笑)。