飛行機や自動車にテストパイロットやテストドライバーが居るように、一眼レフにそんなフォトグラファーが要るとしたら、凸版印刷チーフフォトグラファーの南雲暁彦氏は間違いなくそのうちのひとりだと思う。
EOS系のチャンピオンデータの多くを手掛けてきた彼は、その仕事上、あまり表に出てこない存在だけど、今回、全国のキャノンギャラリーで写真展(個展)を開催。
BRASIL (ブラジル)
2015年9月17日(木)~9月30日(水) 銀座キャノンギャラリー を皮切りに
2015年10月8日(木)~10月14日(水) 梅田
2015年10月22日(木)~11月2日(月) 福岡
2015年12月3日(木)~12月15日(火) 札幌
ブラジルが南雲さんが幼少期を過ごした原点であることは、彼を取材した書籍「夢の扉をひらく若者たち―日藝はいかに個性に火をつけるか」(浅見 文夫 著 遊行社 2008年)にも書かれているが、今回の写真展の元写真はやはり彼が撮ったEOSの作例。
これ、同じくキヤノンの業務用フォトプリンターDreamLabo 5000の実力をデモンストレーションするため?写真集になっていて、キヤノンの狙い通り(?)第55回 全国カタログ・ポスター展で「経済産業大臣賞」(事実上の最優秀賞)を取っている。
写真は当時、贈呈頂いたもの。
どうやら、同じDreamLabo 5000を使ったキヤノンのPhotoJewelサービスで今回の写真展用図録が制作されるらしい。市販はされずに実費で受注販売らしいので興味のある方は会場で訊いてみるといいかも。PhotoJewel、ワタシも作ったことあるけど、ものすごいクオリティですね。ものすごく高価いけど(笑)
なお、今回、写真展用のプリントを担当するのが、同じく凸版のプリンティングディレクター小島勉氏。(あれ?書いて大丈夫・・・ですよね?)実はmono-logueを読んでいてくださるのです(嬉しい)。
今週発売のコマフォト10月号で、南雲さん、小島さんのインタビュー特集あるので必読です。
南雲さんとは仕事でもプライベートでもご一緒させて頂くことが多い。
これはコマーシャルフォト 2015年4月号のEOS 5Ds特集のために、ニコライ・バーグマン氏の撮影をしたときのもの。
その後、抜き刷りでキヤノンのカタログになっていたので見た方も多いかも。
5Ds凄いなあ、って思ったけど、ワタシの使用用途ではEOS 5D Mark IIIやEOS-1D Cが向いてる感じ。
ワタシは初日の夕方に行く予定。
大阪の方、九州の方、北海道の方、お薦めです。
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