デジカメのメモリーカードは定期的に初期化しているけれど、年に1度か2度、フルメンテナンスに使うのが ProGrade Digital の Refresh Pro。プログレードデジタルのメモリーカードかつRマークのついたもの「のみ」対応です。
カードの残り寿命を調べる「ヘルス」、ディープにフォーマットし、残存メモリーを完全に消去することでリフレッシュし、工場出荷時点の最大パフォーマンスに戻す(公式表記)「サニタイズ」、ファームアップの機能を持つメンテナンスソフト。
この春まで年間9.99ドルのサブスクでしたが、この5月終わりから無償になりました。
自分のEOS R5で使っているプログレードデジタルのメモリーカードとカードリーダー
CFexpress 2.0 COBALT 650GB(現行品ですがいまはCFx 4.0版がでています)
SDXC COBALT 128GB (現行品はR300MB/s W250MB/sになっています)
USB3.2Gen2 ダブルスロットカードリーダー (PG05.5)(いまはUSB4版がでています)
そう、リフレッシュプロを使うには、プログレードデジタルのカードリーダーが必須です。
これはOWCのメモリーカード メンテナンスソフト Innergizeも同様で、それぞれ自社製の組み合わせでしか使えません。これらは囲い込みという意図ではなく技術的なものだと聞いています。
SDXC COBALT 128GB ヘルスとサニタイズを実施しました。
ヘルスは充分な状態を示しています。
サニタイズ前とサニタイズ後で、READは変わりませんがWRITE性能が50MB/sほど向上しました。
CFexpress 2.0 COBALT 650GBのヘルスとサニタイズを実施しました。
ヘルスは充分な状態を示していました。
サニタイズ前とサニタイズ後で、SDXCとは逆に、WRITE性能は変わりませんがREAD性能が100MB/sほど向上しました。
しかし、COBALTの実力はこんなものではありません。これは使ったカードリーダー(PG 05.5)がUSB3.2Gen2規格だからです。
同じCFexpress 2.0 COBALT 650GBをOWCのUSB4 CFexpress 4.0 Type Bカードリーダー(発表時のブログ、その後、買いました)で計測すると
こんな速度。そうCFexpressは速いんです。カードリーダーをUSB4仕様に変えるだけで、およそ1.5倍の速度が出ています。
前述したようにプログレードデジタルもすでにUSB4対応のカードリーダーを出しているので、CFexpress(とくにCFexpress 4.0)のカードを使ってるひとはカードリーダーも速いのに買い換えがオススメです。
CFexpress 4.0のOWC Atlasのメンテナンスブログは後日。
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