スター・トレック BEYONDを見てきた。公開翌日の土曜日なのに、劇場は控えめに言ってもガラガラで、これは上映も長くないなあと思わせる。本当、日本では劇場版Star Trekはお客の入らないコンテンツらしく、広告も少なく、公式サイトも適当感が漂う。
と日本は。。。と思ったらwikipediaの記述に寄れば「パラマウントは思うように興行収入が稼げないスター・トレックの新作のための脚本を持っていた。パラマウントは脚本の内容がトレッキー寄りになりすぎているのではないかと懸念しているようだった。」(スコットであり、脚本でもあるサイモン・ペグ)とあるので、一定の強い支持層をもつコンテンツの難しさは本国でも同じらしい。
その対策もあってか、ジャスティン・リン。
NCC-1701-D
これはTNGのエンタープライズでケルヴィン・タイムライン(今作)のNCC-1701じゃない。
ケルヴィンタイムラインのNCC-1701もオリジナルシリーズのエンタープライズとは違うんだけど、それでもD型よりはオリジナルに近くて好き。
ちなみにラストシーンでケルヴィン・タイムライン版NCC-1701-Aが登場してすごく嬉しい。
映画は順当に面白かった。
リブートシリーズであるケルヴィン・タイムラインは良作揃いだけど、2作目はカーンのエピソードをよく知っていないと、おお!という衝撃が分からないという意味でトレッキー寄りすぎるなあと思っていただけに、敵役が新キャラクターというのは正しいと思う。
エンドクレジットで泣かされたけど、過剰な感動話でもなく、でも、スタートレックらしいひとのお話、なのも好き。最初のJJ版公開の時にも書いた(もう7年前か)けれど、スタートレックは主人公が、ではなく、作品全体が楽天的で前向きな世界観だと思うのです。
その映像的な象徴が今作のヨークタウンの描写。
もう最高に美しくてよかった。宇宙大作戦(TOS)の頃の未来都市イメージってアレですよね。
科学技術の粋がひとを幸せにすると信じていて、美しい金属と美しい自然があって、異星人も地球人も幸せそうにともに歩いている街。そして天蓋に広がる宇宙と行き交う宇宙船。
よかったなあ。
でも、ヨークタウンは防衛ラインをもう少し外側に拡大すべきだと思います・・・。
スタートレックを見ると、リュックに荷物詰めてどこか遠くに行きたくなりませんか?
あ、オリジナル版のトレーラーはいい感じですね。
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