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メモリーカード転送の安全性と効率性をあげる Ingest Pro:プログレードデジタル

先週、Pro Grade Digitalから来たDM、タイトルは「データ管理ワークフローを効率化」。メモリーカードメーカーの雄、プログレードデジタルがリリースしたメモリーカードからPCへデータ転送するときに、安全性と効率性をあげるソフトウエア、Ingest Pro の案内でした。

そうそう、EOSも昔、ImageBrowserという転送&管理アプリがあって、「撮影日毎に日付名を付けたフォルダを(指定ディレクトリに)作成してコピーする機能」をカードリーダー経由でサポートしていたのに、いまは提供されていません。

Ingest Proは、転送(コピー)時にチェックサム(MD5、XXH、SHA1を使用可能)でファイルの同一性を(ほぼ)担保。さらに撮影日別やファイルフォーマット別に分類コピーすることができます。
99.99ドル。ちょっとお高価いので、10日間の試用版をインストールしました。

CFexpressを主に、テスト用メモリーカードを用意しました。初期化し、同じデータを入れています。
EOS R5 Mark IIをメインに撮影した静止画(RAW,Jpeg)動画(RAW,MP4)混在の15GBのデータ。EOSはEOS R5 Mark IIから(ですよね?)ファイルのディレクトリ構造が変更になって、それまで1つのフォルダに写真も動画も一緒に入っていたのが、静止画と動画は別のフォルダ、さらに動画はRAWとMP4で異なるフォルダに入るようになりました。
これ手動コピー時に間違いやすいですよね。動画RAWだけコピー忘れたり。Ingest Proがそれをどうフォローしてくれるか、期待です。

メイン画面。
左端がソース(転送元)中央がマウントされているドライブ。右端が転送先。ドラッグ&ドロップで操作できます。

ただ、12月26日現在、macOSが新しすぎてダメかも、みたいなアラートはなんというか。
今回は、そのまま使うを選択した状態で試しています。

チェックサム等の設定。今回はデフォルトのまま試用。

転送(コピー)時に、各種の分類保存が出来ます。
ファイルのフォーマット別にフォルダ分け、とか、撮影日別にフォルダ分けとか、その組み合わせ、とか

これらのチェックサムによる確認、分類保存をコピー転送しながら行ってくれるので非常に有効。ただし、その処理分、時間は余分に掛かります。

規格や転送速度の異なるメモリーカードと、カードリーダーを用意し、同じ15GBデータの処理転送時間を実測してみました。1秒以下は四捨五入でまるめてあります。
カードは5年以上前、EOS-1D X Mark III用に買ったSandisk Extreme PRO 128GB
2年くらい前までメインで使っていたProGrade Digitalのコバルト650GB
この2枚はCFexpress2.0
現在のメインカード、CFexpress 4.0のOWC Atlas Ultra
SDXCでも試すためにProGrade DigitalのSDXC V90 コバルト 128GB

結果はこんな感じです。

単純コピーに較べて、およそ倍の時間が掛かりますが、忙しい現場ほどミスも起こりやすいので、 Ingest Pro、良いかもしれません。時間が掛かる分はカードとカードリーダーを奢ることでリカバーできますが、ファイルコピーの失敗はリカバリー出来ないコトも多いですから。

さすがProGrade Digital。OWC派のワタシも素直に感服しました。ただ、100ドルか・・・。
あと、英語に弱いワタシのために日本語マニュアル出してくれないかなあ・・・

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コメント (2)
  1. KAORU より:

    Hedge社のOffshootのOEM版ですね。
    最近のCM撮影業界ではSilverStackに次いでメジャーなアプリかと思います。
    Offshootは169ドルなので、機能制限版と考えても結構お得かもしれないです。

    転送速度はベリファイの設定をどうするかで変動します。
    (現状のExtensive設定がソース側とトランスファー先どちらもベリファイを行うので最も確実です)

    1. SAIKA より:

      ああ、Offshoot!
      もう現場にはいないものの、Offshoot自体は知っています。そっか、なるほど。
      試用版を10日間試したら買おうかと思いました。ありがとうございます。

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